久しぶりに泣いた私・・story28

前話: mのTシャツ story27
次話: 初めてのTATOO story29

526

 

 

あと2

28日まであと2日だ・・・

28日に朝の6時何分かにmは息を引き取ったそうだ・・

6時何分かって時間すら私は知らない

今mがどうなってお墓はどこで・・

そんな事すら知るすべがない

mとの日々はなんだったんだろうか

こんなに毎日苦しい日々を送っているのに私はあれからのmを全くしらない

毎日私の部屋に帰ってきたのに今は何もわからない

私の部屋にはmの生活していたものがまだそのまま存在しているのに

本当に一緒に過ごしてきたのに

私と一緒に過ごしてきたのに現実は違う人間だったということを思い知らされる

ここに一緒にいたのは誰だったの?

私は空想でできたmと共に生活を送ってきたのだろうか

毎日愛してると言っていたmは誰?

夏休み、クリスマス、バレンタイン、私の誕生日、そしてmの誕生日

全て一緒にいたのに・・・

誰だったの?
なぜイベントに一緒に過ごせたの?

どうしてもわからない

考えてももう仕方ないのはわかっている

答えは一生わからない

そんなことわかっている

でも知りたい

どうして私と一緒に過ごせていたのか

mの誕生日に私と過ごしている当日に

クリスマスだってイヴからずっと一緒だった

だから・・疑うなんて思わなかった

疑うことすらなかった

mが結婚していたなんて・・・

こんな事ばかり考えてしまう

昨日の「スーパームーン」

すごくきれいだった

mとよく夜空を見に行った

星とか月とか見にいくのが好きな私達だった

夜中、そのきれいな月をずっと見ていた、スーパームーンを・・

私は久しぶりに泣いた・・・

続きのストーリーはこちら!

初めてのTATOO story29

著者のRie Akiyamaさんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。