叶わない思い・・story48

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最近外に出るのが少しずつ楽になってきた

声を出すことも少しずつできるようになってきている

それが・・・この感覚がとても悲しい

私の身体も心もmがいないことに慣れてきている

当たり前のように一緒にいた存在がいなくても生活できている・・

人間ってすごい

あんな状態だったのに今では・・・それが悲しい

でも毎日恋しい

それは変わらない

考えない日はない、思い苦しむことをしない日はない

毎日mの事ばかり考えているのに・・

これが当たり前になってきている

一緒にいる事が当たり前だったのに1人でいる事が当たり前に・・

よくドラマや映画で愛していた人が死んでしまい、残された人の周りに現れたり夢に出たり感じたり・・

そんなシーンがよくある

そんなものは現実には起きない

私には起きない

会いに来て欲しい・・手を握って欲しい・・

きっと故人を思う残された者への癒しの為のシーンの演出なのだろう・・

きっと私の所にもって思えるように・・

それを思い悲しみから少しでも開放されるように作られた演出なのだろう

演出なのはわかっている

でも叶う事なら映画のワンシーンのように現れて欲しい

1度でいいからもう一度会いたい・・・

映画のシーンを・・

私の映画のシーンを演出して欲しい・・・

会いたいよ・・

もう1度だけでいいから

mに会いたいよ・・・

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孤独な私の部屋 story49

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