孤独な私の部屋 story49

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梅雨入りだ・・

私は夏が好き

太陽がとても好きだから梅雨はとても憂鬱だ

去年の梅雨は大変だった

毎日毎日雨ばかりで洗濯物が全く乾かなくて・・・

mはとても大きい人だった

身長が高く若干太り気味だったから洋服のサイズがとてもデカい、3Lとか4L・・

洋服にはこだわりがある人でTシャツを必ず2枚着る

おかげで洗濯物が毎日大量だ

だから毎日大きいTシャツだけでも洗濯物がいっぱいになる

1日に2回洗濯をする日もあった

そんな時は決まってコインランドリーに行っていた私達

仕事が終わってご飯を食べてそれからコインランドリーへ・・・

去年は毎日雨が2か月近く降っていたから2日に1回は行っていた気がする

ちなみに私は洗濯が大好きで・・・だから毎日洗濯をしていた

そしていつもこんな会話をしていた

m「また洗濯するの?本当に好きだよね・・」

r「うん、大好き・・乾かないからコインランドリーに行ってくる」

m「一緒にいたいから俺も行く」

r「いいよ来なくて疲れているだろうからテレビでも見て待っていていいよ」

m「やだ!一緒に行く」

そうやって必ずついてきた

時には車に乗った瞬間から帰るまでずっと寝てしまっていた時もあった

それでも必ず一緒にいた

mのいない今・・小さい私は洗濯物が大量にはならず3日に1度の洗濯になっている

部屋にも干せる量・・・

今年の梅雨もコインランドリーに行きまくるよねって話していたのに・・・

きっと行くことは去年の半分もないだろう・・

全てが変わってしまった今・・

孤独しか残っていない私の部屋は去年とは違い小さなものだけの洗濯物が少し干されているだけだ・・去年とは違う部屋に幸せの光はない

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