自分がどこかへ消えていると気付いた、22の秋
彼氏にただ合わせるだけの日々
当時彼氏は居酒屋で深夜働いていました。
休みは週に1、2日で、結構ハードそうでした。
居酒屋なので、夕方出て、朝方返ってくる周期です。
私は相変わらず全く働いていなかったので、稼ぎは彼のみでした。
そのため、彼の言うことは絶対だし、きつく言われると断れずにいました。
やりたかったことも、止められ、仕事は強制しませんが、家にいる時は大人しく、という鉄則でした。
私は、それが当たり前だと思って、ずっと我慢していました。
だって、実際私は全然稼いでないし、偉いのは彼の方ですから。
私は我慢して当たり前なのです。なにもしてないですから。
そうやって、たくさんの我慢をした結果、やはり何度か家出をしました。
また前の仕事に戻ろうとしたときもあり、そのときは全力で止められ帰りました。
そうやって何度か家出をしたものの、状況は変わらず、私は彼の支配下にいる生活を毎日繰り返していました。
そしてあるとき、ふと気付いたのです。
私は、なんのために産まれてきたんだっけ?
なんで、ここにいるんだろう・・?
なにか彼の中でいやなことがあると、いつも私にぶつけているように感じました。
例えば、私がすこしでも言うこと聞かないと、イライラし出して私に当たったり(暴力はなかったですが精神的にです)
わたしの考えすぎかもしれませんが、少しでも責められてる感覚があると、私は瞬時に敏感に感じてしまうのです。
自己犠牲ばかりして、それで仕事をせずにすんでる。
いまの私にメリットはあるのか?デメリットはなにか?
色々な本やブログを読んでいると、私の今の状況は自分が作り出したと分かったのです。
しかし、どうしたら改善できるのか?それは自分にどうしたいのか?と聞くしかありませんでした。
いままで自分のことはずっと無視し続けて、ずっと押さえつけていたので、最初は難しく、わからなかったのですが、何回かやっていると、出てきたのです。
やりたかったこと、ここで叶えたいこと、どうなりたいか、
そこで、ここにいる意味はないな、と気付きました。
ここにいては、私は0に等しい。もっと自分に戻るために、する必要がある。
私は実家に帰りました。
著者の池内 詩織さんに人生相談を申込む
著者の池内 詩織さんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます