文字の中に世界を見た。(環境編)

次話: 文字の中に世界を見た。(心境編)

本を読むまで…

本を読んだ少年と本への反抗期

まず始めに本を読むことが好きになった経歴を書くことにする。

小学校、僕は一般的な読書好きの男の子だった。
高学年になる頃にはハリーポッターやローワンの冒険など、少し厚めの本も隙間時間を見つけては読み耽る日々を送っていた記憶がある。
しかし、僕も男の子。外で遊ぶことが好きで、昼休みは野球。中学になると部活に夢中になり、読書の時間を確保出来ずにいた。(恋もしたかった…)
むしろ読書なんてダサい。とも思っていたかもしれない。
中学を境目に読書をしないことが普通になり、「朝の読書」ですら課題や会話に費やすという日々が高校卒業まで続いていた…


「タダ」に心を奪われて。

TVが嫌いな僕はメディアに触れる機会が少なく、ネットを除くと世の中を知る術を持ち合わせていない大学生だった。
社会から孤立しないために「無料」で新聞を読もうという企みを計画。ある日、近くの図書館に足を運ぶことにした。
中・高と文字に触れてこなかった僕には新聞のハードルは果てしなく高かった。



ハードルならくぐればいいじゃない
とか言うのはやめてください。

黒の文字が印刷されているはずだが、どうしても「ペラペラしているアスファルト」にしか見えない。読むことが苦痛だった。
メモを取りながら頑張ってみたものの、2時間を使って当日分を消化するので精いっぱいという状況。(隅々まで細かく読んでいたあの頃はアホらしく思える。)

しかし、図書館にあるのは新聞だけではない。
他の本も無料で読める!  うっひょ!
図書館で借り始めたところから僕の読書は始まった。



読み方の変化。

正直に言うと、メモが面倒だっただけです。

本の読み方もいろいろ変化している。始めは上述のように「借りて」いた。
が、今では「買って」いる。

買うことでマーカーが使えるようになるからだ。いい文章があっても借り物であると、いちいちメモしなければならない。ノートという別の一冊に移らなければならないのである。
マーカーであれば、スッと、スッとね。ね?  ほら。


例えコーヒーで茶色に部分染めしようが、砂場に埋めようが何も問題なし!
涎でびっちゃびちゃなんていつでも好き放題やれる。
紙飛行機も作れちゃう。万能だぜ。

場所・時・状況・手段を選ばなくなる。それが買うだ。
そうすることで本と接する時間が自然と増加していく。
買うことは工夫次第で値段以上の価値を生み出す。コスパなんて自分で変えれる!

ここまで環境編を読んで頂きありがとうございます。
続いて留学で変わった心境編へ。


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