【16】痛みと温度が同居した日 ~わたしのステージに360度の視界が開けた日~

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前編: 【15】痛みと温度が同居した日 ~違いに気づけず葛藤した日々~
後編: 【17】痛みと温度が同居した日 ~あなたが生まれた日、わたしも生まれたんだよ~

あれは夜明け前
わたしは渋谷の街にいて 遊んでた。

君から一本の電話が鳴ったとき 躊躇したのを覚えている。
なぜ躊躇したのかは君に秘密にしていたことがあったから。
後ろめたさがあった。

でも 電話をうけると君はこう言った。
「新しい曲ができたんだ」
電話の向こう側で 君のはにかむ笑顔が想像できた。

あの時に後ろめたさなんて考えずに 素直に歓べたら
きっと何かが違っていたかな。


仲間が心地よいのは 一緒にいると楽しいから。
そこには理由や理屈なんて必要なかった。

でも 仲間ではなくなってしまうかも知れない瞬間があると
それはそれで 何かが壊れてしまうようで怖かった。
男とか女とか、そういうの・・・・・ホント苦手。




やさしくなりたいと願ったのは
君がとても やさしい人だったから。
間違いを認めることができたのは
自分と向き合う覚悟を示した あの曲に気づけたから。

君を失った あの日の夜。
わたしは未だかつてない経験をしたよ。

深い海の底の様な場所にいて

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