【19】痛みと温度が同居した日 ~誰かの願いが叶うころ~

前編: 【18】痛みと温度が同居した日 ~眠れない日々が永遠に思えた~
後編: 【20】痛みと温度が同居した日 ~異次元の住人たち~



こころも体も

眠ることを忘れ始めた 頃


そう 寝るってことを もう求めなくなってた


気づけば娘は2歳になっていて

歩いたり 手にスプーンをもって自分で食べるようになって

もちろん コトバもかすかに出すようになって

よく笑ったし またよく泣いた。


そしたら 寝れるわたしが そこには居た。


出産してから ひさしぶりに深い眠りについた あの日の至福は忘れない。





今なら言える どうしてもっと ゆったり過ごさなかったのかって

眠れずに 追われたような気になっている お母さん

きっと わたしだけじゃないと思う。


笑顔を失って 眠たい目をこすって

快適なお部屋にしようと 掃除して ごはんをつくって

母乳が終われば 離乳食

離乳食が終われば その頃には歩き出す

歩き出す頃には トイレを教える

それが終わると 外遊びが盛んになる


何かが終われば 何かがはじまる


子育てに楽しみを見出す 

わたしの生きる価値基準がここには無い事実に嘘はつけなかった。


むしろ 活かし方を知らない 無知と未熟だった。



その間 わたしはいくつかの仕事を断っていました。


誰かの願いが叶うころ わたしの本心はこう思ってた。


「この子さえいなければ」


その痛みをもち続けることにメリットなんて無かった。

思った本音を責めることに意味を見出して迷路にはまるのは イヤだ。


カメラのフレームに入らない選択をしたのはわたしであり

決して 娘のせいではない。


なら自らがその世界へを創り出せばいい。

誰かが見つけてくれるまで。


女優になると決意した あの時のように。

監督がわたしを見つけてくれた時のように・・・。


今まで疑いをもち その先には何もないと思っていた意識の向こうの世界。


でもこの時ばかりは 信号が青だった。

そして

わたしはインターネットの世界と出逢った。



続きのストーリーはこちら!

【20】痛みと温度が同居した日 ~異次元の住人たち~

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