無謀な夢を語った18歳が同級生に「ドリームチェイサー」とバカにされた8年後…“あらぬ形”で批判を一蹴した話~前編~

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受験も終わり、各々進路が決定していた。
あと少しで高校を卒業し次に歩みを始める。

傍から見れば不毛にしか見えないこの場も
私たちにとっては“かけがえのない”瞬間だったのだ。

とはいえ、夜通しで遊びんでいた疲れもあり、
流石に眠気が襲い始め沈黙が増え始めた。
小腹を満たそうと何気なく入ってから約4時間。

「じゃあ、そろそろ帰ろうか」
と、誰かが言い出すのを心待ちにする
そんな頃合だったのは間違いなかった。

しかし、この瞬間をもっと楽しみたい気持ちと
早く家路に着いて布団にダイブしたい気持ちが
入り交じり誰も言い出すことはできなかった。

そんななんともいえない空気感が漂う中、
私が空を切るように放った一言で…
この場の空気がガラッと一変した。


「俺…会社作ってお金持ちになるわ!」





彼らは私の唐突もない一言に困惑した。

  • 開いた口が塞がらない
  • 二の句が継げない
  • 寝耳に水
  • 鳩が豆鉄砲を食ったよう

彼らの困惑した状況を表すなら
これらのことわざが相応しいことだろう。

約1分ほど…沈黙が続いた。

間違いなく彼らは私の言葉を聞いたはずだが
彼らは聞いてないかのように沈黙していた。

そして、彼らのリアクションを求める前に
私はさらに唐突もないことを語りだした。


近嵐誠美
なんか大きなことをしたい!!!
近嵐誠美
敷かれたレールには走りたくない!!!
近嵐誠美
絶対に会社を作ってお金持ちになってやる!!!
近嵐誠美
社会に影響を与える事業を作ってやるぜ!!!


あなたには念を押して伝えておきたい。

当時、私には計算された夢の設計図があって
こんなことを友達に語り出したわけではない。

ただただ漠然にそう思っていただけなのだ。


実現させるためのシナリオが無いことは
私自身も解っていたし、友達も解っていた。

だからこそ、友達たちは笑いながら私に言った。

友達A
オマエさ…現実見ろよ。
友達B
世の中、オマエが思うほど甘くないぜ。
友達C
もっと現実的な将来を考えた方が身のためだぞ。
友達D
お前って…夢追い人だよね。ってか、お前…ドリチェじゃね!笑夢追い人を英語にしたらドリームチェイサーだから略したらドリチェでしょ!笑
友達全員
あはは、それマジウケる!オマエ、ドリチェだわ!大爆笑


夢を語り、否定されたバカにされた
惨めさ、儚さ、切なさ、悲しさ、憤り…
今でもこの時の感情を鮮明に覚えている。
できることなら、彼らを言いくるめたかったのだが、
私には彼の言葉に反論する余地は1ミリも無かった。

感情的になっていても解るぐらい
友達の発した言葉通りだったからだ。

そんなに甘いものではない。
夢を追い続けても叶うとは限らない。
ましてや、明確なプランもない。
そんな私はどっからどうみても、
正真正銘の単なる夢追い人であり、
「お前ってドリチェじゃね?」と
笑いものにされても仕方がない。

しかし、私は諦めが悪い男だった。

彼らにバカにされて悔しかったのと同時に
とあることを心に誓い、友達に言い放った。


夢を追いかける人間を舐めるなよ!

私はオール明けということもあり、
おかしなテンションだったからこそ、
いつもより興奮していたのかもしれない。

その興奮のお陰で私は言いたいことが言えたのだ。


近嵐誠美
俺は無謀な夢を語るバカかもしれない。けど、そんな夢追い人が夢を実現させたらそれはそれで凄いことだとは思わないか?
近嵐誠美
夢を追いかける人間を舐めるなよ!俺は絶対に実現してやるからな!必ず社会に多大な影響を与える会社を作る!お前ら!絶対に覚えておけ!!!!!!
友達全員
…(無言)

彼らはただただ呆然としていた。

しかし、私が最初に言い出した時の反応と
この瞬間の反応は異なるものだった。

私の熱意、情熱、覚悟、誓い、強い気持ちが
嫌でも彼らに伝わってしまったからだろう。

根拠のない自信。
根拠のないコミット。

彼らからすれば反応に困るのは当然だ。

そして、私はさらに“あらぬ”一言を放った。
その“あらぬ”一言で彼らの態度が一変した。

まさか…この時、
この“あらぬ”一言を私が8年後に実現するとは
彼らとしては夢にも思わなかったことだろう。

8年後に実現した状態で私と再会するととなり
この“ドリチェと罵られた話”が過去話の一つとして
いつしかのデニーズのように時間を忘れて盛り上がるとは
どこの誰が想像することができたのだろうか…。

強いて言えば、私はこの未来を想像できていた。
だからこそ、、、“あらぬ”一言を放ったのだ。


その“あらぬ”一言とは…?!



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