~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと 第二十九話

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第二十九話 それは、乗り遅れからはじまった

宮城県仙台市⇒山形県山形市


前回までの補正移動距離 7278.9km
区間移動距離 62.8km
概算総移動距離 7341.7km

≪宮城県仙台市 仙台駅≫

8月8日AM11:00
 早朝の電車で、仙山線で山形に向かった。
 しかし、急遽、ある企業の方から、仙台で会えないかという、顔合わせ的な打ち合わせが入り、途中で引き返して打ち合わせを行った。

 そして、再び仙台駅に着いた。
 山形に行く電車には、まだ時間がある。
 そこに、一人の可愛らしい女の子が歩いてきた。
 『おはようございます』
 と俺が言った。
 「こんにちわですよ」
 彼女が言った。
 『どちらにいかれるんですか?』
 と聴いたら
 「母親と一緒に、北海道です」
 と答えてくれた。
 しばらくお話して、大学三年生、間もなくシューカツが始まることがわかった。
 「県内就職希望なんですけどね」
 彼女は、福島県に住んでいる。
 『写真撮らせてもらっていいですか?』
 「えーどうしよっかな?」
 パシャ

 「もう……ずるいですよ」
 『じゃあ撮りなおして、撮りますよ。』
 ギリギリを攻めるのは、相手がキチンとボールを受け止められるヒトでないと、リスク
が高い。
 
 彼女と会話をしながら、受け答えから感じた。
 「わかりましたよ。」
 『やる気だそうよ!笑顔で』

はい


チーズ


パシャリ


 もうメチャクチャな会話だ。
 凄く面白いキャッチボールをできたそんな気がした。
 『またどこかで』
 「また機会があれば」
 そして、彼女ともこの旅で再会することになるのだが、それは、また別のお話。

≪仙台駅⇒山形駅≫
 仙山線は、仙台と山形を結ぶローカル線である。
 昼前の電車に乗った俺は、キャリーケースの多さに驚いた。
 
 仙台市近郊になる愛子を過ぎると、乗客のほとんどがキャリーケースを持っている。
 仙山線は、通勤通学と仙台と山形の都市間輸送を担っていることを再確認した。
 およそ1時間半で、電車は山形に着いた。

≪山形県山形駅≫
8月8日 PM2:00
 駅を歩いていると、和太鼓で世界ツアーをしており、今は日本ツアーしている和太鼓集
≪倭 YAMATO≫さんたちと出会った。


 僕は、こう声を掛けた。
 『俺は、美女撮影することと、働くことについての研究で、全国47都道府県ツアーをしているんですけど、皆さんは、世界ツアーをやっているんですか?』
 全国ツアーと世界ツアー奇跡の遭遇である。
 その中のメンバーの一人がこう返してくれた。

 「メチャクチャ面白いことやってるじゃないですか?」
 ここから、リフレクションは始まった。
 彼らは、世界中を中心にツアーを行って回る。
 
 今年は既にイギリス、チェコ、ロシア、スロバキア、ハンガリー、オランダ、ベルギー
を周り、現在やっている日本ツアーが終わると、再びアメリカ、ヨーロッパとツアーをす
る。

 舞台、装置、台本、曲、衣装、プロモーションを自前で行っているという。
 現在メンバーは18人で、今年創設20周年を迎えた。
 男女別の寮生活を行い、朝は6時に起床。
 午前中はランニングやトレーニング、午後から夜にかけて、技術向上に向けた練習だ。
 衣装デザインもメンバーがやり、一つ一つホームメイドなため、細かい部分で違うそう
だ。

 個々のメンバーにお話を伺ってみた。
 『何をキッカケに入団したんですか?』
 19歳のけんたさんは、
 「高校2年の時に、youtubeで知り、倭に直接連絡を取り興行をみて入団した」

 26歳のまどかさんは、
 「大学で就職活動もして、企業から内定は貰った。でもプロになる夢を諦めきれずに今
の道へ進んだ」


 じゅんさんは
 「高校時代から太鼓をやっていた。色んなチームを見て、興行をみて入団した」
 
 続けて、じゅんさんは、一回逃げ出した話をしてくれた。
 
 「練習も生活もしんどいなかで脱走したんです。≪倭≫から」
 俺は、周りを見渡した。
 他の≪倭≫のメンバーが思いだしたかの様な、安心感ある暖かい雰囲気を出していた・
 続けて俺は、一人一人に視線を送りながら
 『メンバーに支えられてだと思うんだけど、どうやって復帰できたの?』
 
と聴いた。
 「親には、休みだよって言って帰ったんです。実家に。でも親が、≪倭≫でここに行くんでしょと、世界地図に記しをつけていたのを見て、≪倭≫に戻ったんです。度々退団したく
なるけども、≪倭≫の仲間によって支えられて、今があると思ってます」
 最後に夢を聴いていったが、それぞれ多彩な夢で、俺はこれ一枚では書ききれないなと
感じた。

 素敵なツアーになりますようにと祈りを込めて、
 『またどこかで』ではなく
 『いつか見に行くね』とお礼を述べた。

 
 別れてから、山形駅の歩道橋で、美容室帰りの女の子に声を掛けた。
 『こんにちわ。暑いですね。どちらから来たんですか?』
 「夏休みで、実家に帰ってきたんです」
 大学1年生だそうで、関東の大学に通っているという。
 
 「合宿もあるので、関東に戻ったり、山形に帰ってきたりなんです。」
 イロイロお話して、いよいよ本題へ
 『写真を撮らしてもらっても良いですか?』
 「ええ。まあ」
 はい

 チーズ


 パチリ
 
 『また、関東で会えたら会いましょう』という言葉で別れた。

 山形から新潟までは、米沢まで電車で行き、米沢から米坂線を経由して、新潟県の坂町まで行き
坂町から羽越本線で、新潟まで行く。
 最終電車まで、残り30分。時間はPM4時位だった。
 ケンタッキーフライドチキンに入り、お茶をする。
 対面の女の子と目が合った。
 今までの旅を簡単に話した上で、
 『もしよかったら、写真を撮らせてもらえませんか』
 とお願いする。
 「おもしろーい」
 思いっきり快諾された。
 はい

 チーズ
 
 パチリ


 写真を撮り終わったら、もう列車の発車する時間が目前に迫っていた。
 いよいよ、東北シリーズを終え、北陸・中部シリーズに旅は進んでい

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『第三十話 どこでもドリーの羽越路(山形県その2・新潟県編)』~偶然は神様がくれたボール 運命は女神とのキャッチボール~全国47都道府県ツアーから得たこと 第三十話

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