【23】痛みと温度が同居した日 ~エピローグ~

前編: 【22】痛みと温度が同居した日 ~求めたモノは与えたかったモノ~

ねえ、さき。

ママは何を見ていたんだろう あなたの。
ママが子供時代にね、さきのおじいちゃんとおばあちゃんに対して思ったこと、
それは ありのままのわたしを見てよ、だった。
そして どんなに出来損ないでも 信じてほしかった

それなのに、あなたに、あの時のママが感じていた様な
悲しい想いをさせてしまったね。

はじめての立っちしたとき、喜んだ反面、動かなければいいのに、そう思ってごめんね。
風邪を引くたびに 病院へ行くのが面倒だと思ってごめんね。
できなくて当たり前の小さなあなたに たくさんイライラしてごめんね。
寂しいって必死の訴えを 無視し続けてごめんね。
泣いているのがうるさいと思って、泣き止んでほしい、そう思ってごめんね。
ママの勝手でパパから離してしまい、
引っ越しを何度もし お友だちからも離してしまいごめんね。

でも さきはそれでも 「ママ、大好きだよ」そう言ってくれたね。

いなくなってしまえばいい、
そう思ったママに、それでも 好き そう言うあなたを
どこかで受け入れることができなかった。

けれど 求めていたモノは与えたかったモノだったんだって
そう気づけたときに 楽になった。
そしたら途端にあなたが愛おしく感じられた。
そして ちゃんと向き合って見ることがことができた。
たった  のあなたを。



目の前にいる娘を心の目でちゃんと見ることができたとき
わたしは驚きました。

彼女 成長していたんです。
心も体もちゃんと。
体は小さいなりでも 心は大人のようでした。
わたしが幼少時代に大人の本音も嘘も見抜いていたように
娘はわたしのそれら全てをちゃんと見ていました。

その上で我慢してコトバを選んでわたしにお話をしていた。
そのコトバさえもわたしは面倒で 軽くあしらうことだってあった。
それもちゃんと受け止めていたんです。

その彼女の我慢は病気だったり、大泣きする彼女だったり
また 園や学校でのトラブルで幾度となく わたしにサインを送ってくれていたのです。

それでも わたしは言い訳をもって向き合うことをしない数年間が続きました。

ただ 彼女の今を見て思うのは
わたしがダメな母親だったとしても
心がとてもやさしく また人に対する思いやりがあり
向上意欲と自立心も育まれていたんですね。
わたしが留守の間、自分で自分のことを何でもできるようになっていました。
お片づけも、そして宿題だってちゃんとし
お金の管理も自分でできるようになってた。

ときにわがまますることもあるけど
そんなトキには 私自身「待つ」ということを覚えました。

どっちが子供で どっちが親なのか
わからなくなることもあるくらい
人として素晴らしい一面をもっていることに たくさん気づかされました。

今はただ 健康でそして素直に
「ありがとうとごめんなさい」
それが言える大人になってほしいと思っています。

その他のことは自然と おかげ様が彼女の心も体も育んでくれる
そう思っています。

人との関わり愛の中でこれから色んなことを経験するのだろうな、って思うけど
わたし自身、多くのおかげ様に愛されながら生きている今を想うと
彼女のこれからの選択に何一つ間違うことはないだろう、そう信じられます。


さき、あなたがいつかママの元を離れるまで
ママはきっと ママでありながらも 女性としても
また 仕事も一生懸命にやっていくことをやめることはない。
ママは自分が輝きしあわせである選択をするよ。
相変わらず わがままなママだけど
それでも あなたを ママはどんなことがあっても愛し
そしてママだけはいつも さきを信じているからね。

さき 生まれてきてくれてありがとう。
あなたは ただそこにいるだけで 素晴らしい。
心から大切で 大好きだよ。
感謝しています。




もしも 子育てに追われ笑顔を忘れてしまい
感情を揺らすことさえ放棄してしまい
自分が好きになれないママがいるなら

わたしから言えることは ただひとつです。

貴方は 今のままで そのままで素晴らしい。
今の貴方がいてくれるから いつかの未来
あなたは今の自分を、そしてお子さんを誇りに思える日が必ず来ます。
それは子供をもたぬ、全ての人にとっても
そうであると 信じています。



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23話に及び、長編となるわたしの人生のストーリーをお読みくださった方に
心から感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。
この後はまた違ったテイストでストーリーの連載をしていこうと思います。

そしてSTORYS.JPの生みの親であります
大塚さん、和田さん、溝部さん、Jamesさん、
あともう一方、女性の方がいらしたと思いますがお名前が分からずすみません・・。
素晴らしいメディアを提供してくださったことに
心から感謝もうしあげます。これからも大いに活用させて頂きます♪
STORYS.JPは私にとって世界観を自由に表現できる場であり
また自分を見つめなおすキッカケや豊かな心が育まれる場です。
とても大好きです。

皆様のご健康とご活躍を心から祈っております。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。


中村麻美

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