【22】痛みと温度が同居した日 ~求めたモノは与えたかったモノ~

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前編: 【21】痛みと温度が同居した日 ~異次元の住人たち 2~
後編: 【23】痛みと温度が同居した日 ~エピローグ~



行先はどこですか

どこまでの切符を買っていますか
目的地までは この金額が必要ですよ
荷物は 別料金必要です もっていないのですか
途中 トランジットするなら 予め教えておいてくださいね 
それから 手に持っているモノはなんですか
身分証明は必ず みせてくださいね



うるさいヤツ


この人には見えないのだろうか 手をつないでいる子供の姿が
身一つで なぜ乗ってはいけないの
わたしが私である為に どんな証明が必要なのですか



わたしが思ったソレは きっと 娘も思ったことだろうか。

なぜ そのままの彼女を認めることができなかったのか
なぜ 条件を付けなければいけなかったのか
なぜ こんなにも毎日が退屈に感じられたのか
なにを 必死に守りたかったのか

やれることは やったし
毎日の色々はちゃんとこなしていました。
お部屋はいつもきれいだったし そして食事もちゃんと作ってた
外にも一緒に散歩に出たし 手もつないだ

でも どうしてだろう
何かが違うって思った

こんなにも近くにいるのに
まるで わたしには無関係に思えたのです
無機質に思えて仕方なかった
わたしが手をつないでいるこの子は 一体・・・・。

みんなの読んで良かった!