【21】痛みと温度が同居した日 ~異次元の住人たち 2~
生きるって仕事を 与えられ 引き受けてから
どれくらいのエネルギーを使ったのだろう
それに見合う自分は そこにあったかな
それに見合う報酬は 受け取ったかな
それに見合う人との出会いは果たしたかな
いや まだだよ
もがいて 葛藤して 自分の居場所を探して
同じことを繰り返しながらも なんとか生きてきた
あきらめることなんて できるわけなくて
かろうじて 自分を律してきた
人に良く思われたくて 嫌われるのがこわいから
無理してでも 自分に嘘をついた
こんな自分は 心底大きらいだった
時間ができると 人は考えてしまう
どこまでも 答えの無い自分探しの迷路にはまって
考えるのを止めようと思ったって そうはいかない
目の前のリアルを感じ 信じること以上に
自分の正しさを信じ 思い通りを願い
そして瞼の裏に見える世界で生きようとする
そこは真っ暗だけど
なぞるだけの日常には 傷つく様なできごとは起きないってことは知った
ただ 時間も体もとまったままだった
鬼 なぜそれが気になったのかは分かりません
直感が呼びこみ 出逢ったそのサイトは
個人が運営するブログの延長のようなモノで
そこには今まであまり触れたことの無いような世界が広がっていました
古事記 日本書紀 神話 大本教 宇宙観 ほつまつたえ
釈迦にキリスト そして 弥勒の本当の意味
わたしは決して宗教に属しているわけではありません
けれど いかなる宗教も信仰も否定もしていません
事実がどうであれ コトバでその全てを説くその人のひとつひとつに
鼓動が高鳴り かなりの文章量とページ数にも関わらず
無我夢中になって 一気にその全てを読んでいました
幼いころから 目には見えない不思議は好きでした
それは わたし自身 その目には見えない世界を垣間見ていたから
だから 目には見えないから信じない は観念の中にありませんでした
むしろ 自分が感じ見えていたことは 信じたかった
ただ 成長と共に 他の人にも同じように見えてはいないんだ
そんなことを知ったのです
不思議を話す仲間がいたわけじゃなかったし
それよりも熱をもてるできごとが次々と人生で起こり
そうした世界観は自分の中ですっかり隅に追いやられていたのです
ただ 人生には偶然なのか必然なのか
隅に追いやったものが 再び巡ることもあるのだということ
外側の「形」は 色々
結局その形に何を求め 投影しているのかであって
人生のアトラクションは 種類が実に豊富なのだということ
娘が導いたのか わたしがそうしたかったのか
どんどん その世界観に引き込まれていきました。
その後、不思議なシンクロが連続して起きてくるようにもなりました。
このお話は 話せばとても長くなるモノガタリ。
書き上げるには 骨のいる作業になるほど 濃厚なストーリー。
だから これとは別にお話を連載しようと思います。
そして この痛みと温度が同居した日
このストーリーも間もなく 濃厚ストーリーにつながる
エピローグを迎えます。
それは 娘と向き合った あの日の出来事を書き終えてから。
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