世界を考える② 〜スポーツと政治〜

アメリカと言えばプロスポーツ・・・

(このストーリーはあくまでも素人から見た視点です。)
アメリカのプロスポーツと言えば、NFL、NHL、NBA、MLB。
もちろん、プロサッカーリーグのMLSもあるので、個人的な価値観によるところが大きいものの、商業的にも大きい、という意味では4大スポーツの影響力は相当大きいように思う。
日本のJリーグチームに少しだけお世話になっていたものの、スポーツビジネスや、アメリカのプロスポーツ事情に全く詳しくない僕にとって、このWest Virginiaという「かなり」田舎でも、驚く状況がある。
それは、大学スポーツの人気の高さ、である。
Wikiからひっぱてきた「ハリス・インタラクティブ (2013年)」のデータによると、最も好きなスポーツは?という質問に対して、1位プロアメリカンフットボール(34%)、2位野球(16%)、そして3位に大学スポーツ(11%)となっている、らしい。その次に、モータースポーツや男子バスケ、男子アイスホッケーと続き、さらに大学男子バスケと、また大学スポーツが登場する。
そして、ここ、West Virginia Universityで一番人気のスポーツが、アメフト。今年からBIG12という、一番上のリーグ(下部リーグに地域リーグ等々ピラミッド型になっている)に所属してることもあって、まるでプロ並みの状態になっている。どういう状態かというと、試合前夜当たりから夜通しパーティである。もちろん大学内でもそういう状態で深夜にフリーフードとかが配られる。
大学だけではなく,この状況は、地域全体としても存在していて、だいたいすれ違う人の5人に4人はWVU(West Virginia Univ.の略でロゴ)関連のシャツやらパーカーやらを着ている。さらに色は黄色か金か、的な感じになる。
そしていざ試合当日になると、数万人がスタジアムに行って試合を観戦(徹夜で並び始める@tailgateと言われる車の列も)、テレビ中継やネット中継ももちろん行われるのである。大学スポーツなのに、である。そしてWVUの学生は無料で観戦出来るから、余計に多くの人が行くというサイクルになっている。ちなみに一般チケットは$55、強いチームと当たる時には$85とやや高めの設定になっている。
話によると、このBIG12で得られる放映権による各大学への分配金額はかなり大きいらしい。一方で、大学スポーツはあくまでも大学生によるスポーツなのでサラリーや契約金は特にない。むしろ学費を払っている。つまり、その放映権による収入は・・・スタジアムや遠征費、その他諸々大学の懐にいっていると、考えられる。逆にここのスキームは誰かに教えてもらいたい。

女子サッカー人気はスゴい。

では、大学の、女子サッカーの試合はどうだろう?ということで、10月4日にWest Virginia Univ. vs Texas Univ. との試合に行ってきた。もちろん、アメフトみたいなキャパではもちろんなく、人気も数段低い。されども、である。金曜の19時キックオフの試合で、開始時の観客動員数は、驚きの1500人。自分の中では、大学スポーツ=アマチュア=人気がない=金曜19時=一般チケットはやはり有料の大人$20。観客層は家族連れが一番多く、次に地元のたぶんOB/OG、学生、という感じで構成されていた。
しっかりと、選手入場、National Anthemと続く。
そして、サッカーの試合ではあまり見ない、カウントダウンからの試合開始。昔を思い出したが、やたら早く選手交代をするし、ベンチメンバーの数がスタメンと同数以上いる!と思ったら、交代は自由という、いかにもアメリカ、というレギュレーションになっている。
試合自体のクオリティは、やはりアメリカの女子サッカーのレベルだけあって、なかなか高く、面白いゲームだった。そして、なにより観客もそれなりの応援(良いプレーには随時拍手、ブーイング)があり、試合内容も後押しして、スポーツ文化が非常に根付いている、という印象だった。
結果はホームWVUがエースの2得点で、2-1の勝利。しっかりとadditional timeでのコーナーフラッグ付近でのキープと、カウントダウンによる試合終了のホイッスルも確認出来た。
試合後には、これは逆にプロスポーツでは見られない光景の選手と観客のハイタッチ。1人で観に行っていたら、たぶん、してなかったであろう、ハイタッチ。
WVUの中ではそこまで人気が高い方ではない女子サッカーでさえ、1500人の観客を集め、また地域の人、家族連れ等、観客層もバリエーションに富んだ上でのこの集客力はやはり、地域の中での大学の存在価値、スポーツ文化の定着と裾野がしっかりと広がっていること、等を感じた。もちろん、この地域自体のエンターテイメントが決定的に欠けている、ということも影響しているにしても、アマチュアスポーツでも、田舎でも、人を集めるきっかけやコンテンツはある、というヒントをもらえた。
翌日の地元紙(というか半分は大学新聞みたいなところもある)の記事はこんな感じで、試合のレポートが掲載されていた。

ただいま、アメリカ政府関係各所は閉鎖中。

ということで、スポーツから離れて、今、アメリカで大きなニュースになっているのが予算決議。自由の女神や、政府関係機関が閉鎖等、予算決議で大きく揺らいでいる。オバマケア呼ばれる保険の社会保障が主な焦点になっているようで、なかなか承認されない。もはやデフォルトになるんではないか、というところまできていて、さらにややこしい感じになってきている、状況については、また次回に。

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