きっかけとの出会い
「1年生のうちからインターンシップなんて早くない?」
春学期、私は多くの友達からこんな言葉をかけられた。
たしかに実際に議員インターンシップをやるまでは口では言い返しながらも、心の奥底ではどこかそういうことも思っていたかもしれない。
しかし、断言できる。今はそうは思っていない。
なぜならこの議員インターンシップは自分の可能性というものを広げてくれたからだ。
そして、私の人生の転換のきっかけになった。
議員はたくさんの人との繋がりがあって、いろいろな職種の人はもちろん、いろいろな考えを持つ人、自分の信念を貫いて行動する人、視野を変えて物事を深く検討する人など、例として挙げきれないほどたくさんの人達とこのインターンシップを通じて様々な交流の機会を私は持つことができた。
普段の大学生活の中では決して得ることのできない貴重な経験であるし、この出会いは僕の単調な大学生活を充実したものにする、いいスパイスになった。
実際、春学期私は一体何のために大学に行っているのかがわからなかった。
特定の目標もなく、単位を取るためだけにただ決められた時間割通りに講義を受けるだけの生活、これは自分が思い描いていた理想の大学生活とはかけ離れたものであった。
毎日がつまらなかった。
毎日だらだらだらだら、世間一般のいわゆるゆとり大学生だった。
そんな私だったけど危機感は持っていた。
「何してるんだ自分?」
時々そう自分に問いかけた。
とにかく夢がほしかった。
自分の全てを投げ打ってでも達成したいと思える目標がほしかった。
そうすれば自分を変えられんじゃないか?
「この社会経験を通せば自分を変えることができるのでは?」と一抹の期待を持ってこのインターンシップに参加した。
その夢、目標のヒントがほしかった、ただそれだけだった。
今、まだ自分の夢は見つかっていない。
しかし、このインターンシップを通じた様々な出会いは、まだ漠然としているが自分の夢を少しだけ具体化させてくれた。
議員のように表立ってなくていいから、とにかく人を支える仕事、助ける仕事がしたいなって考えることができるようになった。
大きな進歩だった。
大学生活早くからこういう経験を積むことが自分の人生において無駄になるわけがない。
いくら周りが茶化してきても、自分の決断したことは絶対覆してはいけないと思う。
それはきっと、自分と違う新たな世界へ踏み出せるその人が羨ましいだけ。
「きっかけ」それをつかめるか、つかめないかは自分の意識次第。
私の場合はそれが議員インターンシップを通じた様々な人との関わりだっただけ。
自分の人生のこれからにおいてきっかけをつかむか、つかまないか、どっちが得だと思う?
未来なんかいくらでも変えることができる。
挑戦は糧。経験も糧。
挑戦することに迷っていたらそれはもう心のどこかではやりたいと思っているという証拠。
経験することに損なんてない。
不安がどうした。
何をやるにしたって不安なんか生じるに決まってる。
変えようぜ、自分。
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