元極道の下で働いてた16歳が、後に日中英精通の国際IT起業家になった話(IT Startup/最終編)

前話: 元極道の下で働いてた16歳が、後に日中英精通の国際IT起業家になった話(起業編)

皆さん、ご無沙汰しております。あれから半年過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか?^_^ 


僕はアメリカでのスタートアップCouchSurfingを経験した後、台湾のテレビ番組に出演しました。昔で言うねるとんみたいなものですが、男性1名と女性5名という組み合わせでした。(サービスの宣伝のために行ったわけですが、友人知人に大いに笑ってもらいました。)



その後、中国でも同じようにスタートアップのために、見知らぬ人のお家に泊まりこむというCouchSurfingをしてきました。泊まらせてくれたホストの家族と一緒に食事したり、彼女のお父さんと同じベッドで寝るというのは、かなり微妙ですが、中々体験出来ない人生の一幕だと思います。


始めての中国でしたが、今迄持った先入観をかなり打破出来たと思いますし、継続的に、高速な経済発展を成し遂げてきた理由もしっかりこの目で見て、体で感じてきました。機会があれば、是非行ってみてください。



3月に友人の誘いで、音楽発表会に参加させて頂いて、ピアノとヴァイオリンを披露させて頂きました。と言えば聞こえはいいのですが、全然下手です ^^; ヴァイオリン歴2ヶ月の僕としては、いい経験になったのは確かですが、来場者には申し訳ない事をしたかと反省しております…



あと、恐らくご存知の方も多いかと思いますが、3月末に台湾で起きた学生運動にも、少し携わりました。日経ビジネスの知人より、リーダーである林さんとのインタビューの通訳依頼を頂きました。普段はもう通訳依頼を受けていない僕ですが、今回の事は報酬関係なく、日本にもこのニュースを伝えたかったので、立法院に入り、インタビューを行いました。





4月には郭台銘さんと再開して、ちゃんと話す機会を得て、自分のスタートアップを紹介する事が出来ましたのは凄く有り難い経験でした。再開する1週間ほど前に、郭さんはFoxconnは台湾メディアに対して、「Googleのオファーレターを持った人材はうちに来い。2倍〜3倍の給料で雇う」と言い放ったが、丁度話す機会があったので、「Googleに行く人間はFoxconnには行かないと思います」と自分の考えをシェアする事も出来ました(笑)。


簡単に言うと、Foxconnが世間に与えているイメージ(ブランドイメージ)とGoogleはかけ離れている。Googleに行きたい人が最初に浮かぶのはクール、クリエイティブ、羨望の眼差しなどであって、金ではない(ただ、実際Googleで働く営業マン曰く、営業がやっていることは普通の広告営業と変わらないとのこと)。まあ、Googleの話はメインではありませんが、メインの話は残念ながらここではシェア出来ません、すみません。。。



あと、5月に2年以上続けてきた大学のMBAの卒業式を迎える事が出来ました。21年前、16歳から独立して、中卒という学歴しかなかった自分がこの日を迎えられるとは、夢にも見なかったです。スタートアップにとって、正直学歴はあんまり意味が無いのですが、在学中に築きあげたコネクションはかなり重要です。



それに伴って、今月末に新しいサービスをリリースする事になりました。このプロジェクトにかけた時間は7ヶ月ですが、あっという間に時間が過ぎたように思います。もっとも、スタートアップの真髄は常にイノベイトして行くことなので、今月末に発表するサービスはまだまだ変化+進化し続けます。


さて、恐らくこれが最後の文章になると思うので、僕がスタートアップに対する心得を少しシェアさせて頂きます。当たり前ですが、スタートアップと大企業の環境は違います。リソースがない代わりに、自由度が高いスタートアップ、リソースが沢山あるが、がんじがらめの大企業。全てを懸念しなければならないスタートアップ、与えられた仕事のみ考えれば良い大企業。我々が動物だと例えた場合、スタートアップで働くのは、何の壁や柵がないサバンナ−で戦う事と似ている。


大企業で働く場合は、沢山の「人間」に守られている動物園で生活しているようなもの。与えられたタスクをこなし、上の命令を実行する代わりに、命の安全と飢えることがない環境を保証されている。その代償として、動物園を行き渡る事を得意になるが、動物園が無くなった場合、サバンナ−でサバイバルするためのスキルを取得出来ない。動物園を業界に例えれば、判りやすいと思います。2008年から続いている半導体業界で起きている万人規模のリストラ(エルピーダメモリ、ルネサスなど)に影響されている方々は、恐らくそういう体験をされておられるのではないかと思います。


しかし、スタートアップの人間が大企業で働いている人間より優れている訳では決してありません。大企業には沢山の優秀な人材がいます(ヘッドハンティングしたいけど、カネがないw)。そういうがんじがらめな状況を作り出すのは各個人ではなく、組織を「効率よく」という名目のために、規定、KPI、SOPなどが必要だとMBAの研究、経営ビジネス関連書籍やコンサルティング会社から助言に従って、従業員を縛っている。外の変化を数字だけで情報を得ている経営者がそういう「古くさい」経営方法を取っているのが問題だと思います。


アメリカの大学のMBAが研究している企業の中に、セムラーというブラジルの企業があります。彼らが行っている事はMBAの教えとは真逆であるにも関わらず、年間売上成長30〜40%、退職率0.1%という数字を達成している。小さな企業ではない、3000人以上の従業員を抱える大企業である。サウスウェスト・エアラインは数万人の従業員がいるにも関わらず、競争が厳しい航空業界の中で、唯一黒字を出し続けている企業である上、業界のスタンダードとなるものを作り出しているイノベイティブな企業でもある。詳しい内容は「奇跡の経営」と「破天荒! サウスウエスト航空 驚愕の経営」を読んでみてください。





上記の企業が重視しているのは「人」である。大企業の問題は、「人」重視でなく、「数字」重視である。何故なら数字による管理が一番簡単だからです。しかし、数字に出来ない「パラメータ」は人間に沢山ありますし、その数字を定義する方法が客観的かどうかも大きな問題である。なので、僕個人的に、KPIはクソだと思っています。KPIは工業革命時代が残した「化石」なのに、未だに企業が数百時間かけて、KPIを策定している。(もっとも、企業自身が工業革命時代と対して変わらないビジネスを行っている場合は、適用するかと思いますが。。。)


KPIは下らないと思いますが、KGIは重要だと思います。KPIはKGIを達成するためのものですから、KGIが重要で、KPIは重要じゃないと言うのは矛盾しているかと思われるかもしれませんが、矛盾はしてません。環境は常に変わっていますし、競争相手、顧客も変化し続けています。そんな環境の中で、策定したKPIが何故3ヶ月後にも適用すると思われるのでしょうか?KGIはKey Goal Indicatorですから、それはゴールであり、チームや組織が持つ共同目標である。その目標を達成するために、チームメンバーそれぞれが持つ異なる経験やスキルで最適のアイディアを提供し、競合、顧客、環境の変化に合わせて調整した方が妥当ではないのでしょうか?ダーウィンの有名な言葉「生き残る生物は最強のものではなく、最も賢いものでもない、変化に適応するものだ」が正しく変化の重要さを語っています。





そのため、顧客と株主を満足させることが最優先というのは馬鹿げています。ロジックが悪すぎるとしか思えません。株主を喜ばせるのは利益、利益は顧客から与えられる、顧客を満足させるのは製品を作るのは企業にいる従業員。本当の「価値」を作り出す従業員が一番大事でないとすると、何が大事なのかが僕にも判りません。株主第一という企業は、そもそも長期的発展を考えていない企業。株の売買によって利益を得る株主が該当企業の長期的発展を考える動機はどこにありますか?まあ、何はともあれ、スタートアップにとっても、大企業にとっても、「人」が一番大事です。スタートアップにいれば、それをもっと強烈に感じられると思います。


速度はスローですが、大企業も変化してきています。もっと自由度を与えたり、クリエイティブな環境を作り出すなどと試みていますが、リソースがある限り、リソースフルにはなれません。(Resourcefulnessというのは和訳しづらいのですが、リソースを獲得するための能力だと認識頂ければと思います。)生物は生き延びるための努力をする。砂漠に水がなければ、水分を消費しないように変化する、サボテンから水分を吸収するスキルを得る。スタートアップも一緒です。全力で理想のために戦えば、よりリソースフルになり、必要となるリソースやスキルを手に入れられるようになります。


最近若者からよく起業したいのですが、アドバイスが欲しいと聞かれます。その際に必ず「ご自分がやりたい事は何でしょうか?」と聞きます。答えられない方は「まずはそれを探しましょう」と答え、答えられる方には「Just Do it」とアドバイスします。何故なら、やりたい事があるのに、待つ理由はどこにありますか?例えば、ご自分が凄く好きな相手が現れた際に、貴方はいずれの選択をしますか?

1:「出来るだけ早く相手を理解して、声をかける」

2:「一戸建てと車と安定な仕事とある程度の金があってから、アプローチしよう」


完璧なソリューションなどありません。

誰も思いつかないアイディアもありません。

貴方が「それ」に対する情熱もずっと続くわけではありません。

サバイバルするためのスキルは、サバイバルの過程でしか得られません。Learning By Doing Itです。


Good Luck!


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P.S. 新しいサービスの紹介はこちらです。興味がありましたら、どうぞ。


気分転換をサービスとする、感情任せのビデオSNS、ワチューブがサービスを開始


現代社会における競争と不穏な世界情勢によって、人々はストレスに耐えながら生活しているから、気分が悪くなることもある。そんな状況で、もし自分が感じたい気分を選択できて、「感動」、「リラックス」や「やる気が出た」を感じさせるビデオを見れるアプリがあるとしたら?Watchube(ワチューブ)というアプリは正しくこのサービスを提供している。


今迄のビデオアプリとの大きな違いとして、 ワチューブ はより客観的かつ幅広くカバーするために、メディアのように、個人によるオススメではなく、Wikipediaのようなクラウドソーシングの方法を取っている。つまり、SNSである。


該当ビデオはどういう「フィーリング」を与えるのかは、観客(ユーザー)が決める。一般的に、オンラインビデオを見終えた後に、「いいね!」するのがほとんど。しかし、殆ど意味を成さない「いいね!」では交流が出来ない。それよりも、友達に「ビデオを見て感動した」「やる気が出た」「リラックス出来た」というメッセージの方が余程意味がある。ボタン一つで出来るため、「いいね!」よりもいいね!とワチューブは考えている。


見知らぬ人に対して自分のフィーリングを伝える必要性も動機もない。だからこそYouTube上のビデオのコメント数は閲覧数に対して、千分の一前後しかない。 ワチューブ はこれを打破するために、友人ベースのSNS型式を採用した。


同時に、フェイスブック上でビデオを見る問題をも解決している。何故なら、私達がフェイスブックを使用する場面は「いつでも、どこでも」、しかしそれはビデオ観賞には適しない。時間が足りない、音が出せない、イヤホン持っていないという状況では、ユーザーはビデオをスキップするしかない。


大事なのは「感情」です。人間は理性的ではなく、感情的です。研究によれば、我々の決断の90%は理性的ではない。自分の感情や気分に一番影響を与えられるネット上のコンテンツは間違いなくビデオである。 ワチューブはそれを最大に発揮し、人々の気分転換に役立てています。


この他、Watchubeはユーザーに違う体験をもたらすために、「友達と一緒に見る」や「ジェスチャーによる交流」を実現している。詳しくは下記のURLをご参考下さい。


Google Play: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.icommoni.watchube(Beta)



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