【3】誰かのために、全力で頑張れる「器」。~人の器を追いかけた大学3年生の夏休み

前話: 【2】セミナーの感想は「こてんぱん」~人の器を追い求めた大学3年生の夏休み
さて、後日談というか、セミナー後のお話。
セミナー後は、隣の広間で懇親会と称し、食事をしてお酒も飲みながら、いろんな人とお話をさせていただきました。僕みたいな学生は確か3人しかいなかったし、なんでこのセミナーに来たの?とか将来どうしたいの?とかをよく聞かれたけど、あんまり答えられなかった。今まで将来のこととか人に真剣に話す機会とかは経験したことがなかったし、コーチがよく言う、

どういう結果が欲しいの? なんて思考、一回もしたことがなかったから。

目標というか、欲しい結果を明確にして、それに向かって具体的に何をしていくか、何が必要かをどんどん細分化していくのが、成功への一つの道ということも、学んだことの一つ。
でもとりあえず考えてなかったなりに一生懸命伝えようとしたし、職種も様々な方々の話にとにかく何かヒントを得ようとして、世界を少しでも広げようと、縁を作ろうとお話をさせていただきました。
あ、そうそう、皆さんは、生バイオリン演奏、聞いたことあります?
僕ですか?ありますよ、しかも僕のためだけの生バイオリン演奏です。
なんで?ヒントは、
① 参加者の方の中に、世界的なバイオリニストの方がいらっしゃった。
② 今日は何月何日でしたっけ?
② の答えはそう、6月9日。 そう!明日は僕の21歳の誕生日!
つまり…happy birthday to you~の演奏を即興でしかもサプライズでしていただきました!懇親会でこれまた別の参加者の方とお話をさせていただいていた中で、僕明日誕生日で20歳最後の日をこういうセミナーに参加して終えようと思ってたんですよ~とさりげなく話したら、知らないうちに伝染し、突然バイオリンがなり始めたな、と思ったら、ん?聞いたことがある曲だぞ?え?まじ?うわーめっちゃ嬉しい!生バイオリンとか初めて聞くし、うわーヤベー!!!
と若者らしいリアクションを取りながら、一緒に曲を歌ってくださった参加者全員にありがとうございますとお辞儀を延々リピートしながら祝ってもらいました。

僕という人を喜ばせることに時間や労力を惜しみなく使っていただいた。これって実はすごく基本で大事なことだと思うんです。誰かが喜ぶ姿をみたいから。ちょっと恥ずかしいけど、これほどシンプルで強い想いはないんじゃあないかなと思います。誰かのために、全力で頑張れる「器」。また一つ肌で感じることができました。

そしてまたさらに懇親会後談。
懇親会も終わり、ビルを降りたところで参加者の集合写真をパシャリ。FB交換したりしながら解散したわけですが、こんな経験めったにできないからできればもう少しいろいろ話したかった、というわけで僕を含め5人で近くで飲み直しをすることに決定しました。
セミナーや懇親会ではあまり時間もなく話せなかったことが沢山あったし、自分の考えとかを伝えてみてそれがどう社会人の方々には見えるのか、すごく興味があったから。ほかの皆さんも一人一人の様々な経験とすごくアツい想いを持っていて、自分もお話させていただきましたが、聞いていて、自分をさらけだすことができる人は器の大きな人だということをヒシヒシと感じました。
そして、時間もそろそろ終電マズイですね。帰りましょうか。
モノレール乗って浜松町、上野まで行って常磐線に乗り換え、北千住で日比谷線に乗り換えて僕の住む松原団地まで、けっこう長い道のり。
家に帰ったのは深夜1時過ぎで、汗はすごいし髪は長くてしかもワックスつけてたからモッサリ感が半端なないしとにかく疲れたし、シャワーぱっぱと入って寝よう、と充実にして僕という人間が変わっていくスタートになった日は、心地よい疲労の中で眠りに落ちました。
始まりの一日が、やっと終わりました。
・あとがき
さてさて、皆様、永らくのタイムスリップの旅、お疲れ様でした。
そして、皆様にとって、この旅はどんなものだったのでしょうか。
僕は、今でもこの一日のことを朝から晩までタイムラインに出来事と感じたことを書こうとするなら本当に繊細に思い出して書くことができるくらいこの日の重要性は高くて、その密度はとても濃いものです。
僕は、まだ21歳ですが、それなりに苦しい思いとか、それなりに頑張った経験とか、僕にしかできない僕らしい僕だけの経験をリアルタイムで更新中です。
その中には、この6月9日や、その後の夏休み、はたまた小学生のころや中学生の頃、高校生の頃、大学1~2年の頃、カコを振り替えってみれば大事なことは沢山見えてきます。
もちろん、永い永いこれからの人生も大事で、ただいま絶賛お悩み中です。まだまだ変わらないものと、変わるものを見極めていく”眼”は難しいところだけど、僕はまだまだ変わっていくことができると思っているし、その中で、見えてきたものは僕だけのモノじゃなくて、みんなと一緒に寄り添っていきたいとの思いからこのstoryを書こうと思いました。
このstoryの中で、すこしばかり僕が学んだことをちりばめてみましたが、

人は、それぞれモノの尺度、考え方、価値観が違うのは当たり前で、俺はそうは思わないとか、私にはそれは受け入れられないとか、当然なんです。だから僕は、このstoryの解釈をあなたに委ねます。何を感じて、何を考えたとしても、それはあなたの大切な人生から得てきた考え方で、それはとても素晴らしいものだと思うから。

あなたなりの解釈で、僕のstoryから何かを受け取ってくれたならこんなに幸せなことはありません。


そしてまだこれは僕にとっての前日譚です。まだまだ変わっていくものを綴って行こうと思うので、また他のstoryでお目にかかれればと思います。

永い永い一日に付き合っていただいて、本当に感謝します。ありがとう。

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