フツーの主婦が一大奮起してマレーシアのジョホールバルに移住して起業してしまった話4(1浪終了後)

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花岡めうみの今までの人生を
時代別に何回かに分けて書いています。
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▼1浪生活が終わり、4月から大学生活がスタート

ある4月の末。
携帯電話が鳴った。

浪人時代の塾が一緒だった友達から。
彼女は全く海外経験がないのだが、
同じく、どうしても上智の比較文化学部に行きたいと、
私が1浪していたとき彼女はすでに2浪。
彼女も私と同じく、
不合格だった。

一応、私は浪人生活にピリオドをうったが、
彼女は諦めきれず
3浪目に突入していた。
電話がかかってきたのは、
1997年の4月末。
私は1浪し、上智には合格できず
滑り止めで受けた大学での生活がスタートして
1ヶ月が経とうとしていた時だった。

〜電話〜


友達)元気?久しぶり!大学どう??
めうみ
久しぶり。元気だけど、正直、学校はつまんないよ。物足りないというか、なんか大学にカラーがなく、みんな元気ない感じ・・・。まぁ一言で言うと自分には合わないね(笑)。
友達)そっかぁ。ねぇ、一緒にもう一回、上智、チャレンジしてみない??
めうみ
えっ?マジで??もう一回? うーん、もうあんなに辛い浪人生活はなぁ・・・。孤独だったし。
友達)私たち今回不合格だったのは、ほんとに後一歩というところだったでしょ。それでね、最後の追い上げをしてくれる塾を見つけたの。一緒に行って、最後頑張ってみない?
めうみ
うーん、どうしようかなぁ。
迷っている私に
彼女が話を続ける。
その友達は、すでにその塾に通っていて、
先日のTOEFLをうけ、
なんと、スコアが少し上がり、
手応えがあったとのこと。
この話を聞いて、
チョット闘争心がわき(^_^;)
彼女に負けたくないと思ってしまったのだ^^;
今ココでせっかくいい情報を聞いたのに
スルーしてしまい、もし彼女だけ合格したら
絶対後悔するだろうと。

私も、もう一回頑張ってみようか・・・と思ってしまったのである。

(つくづく私も単純で負けず嫌いである^^;)
さらに、改めてもう1回頑張ろうと思ったのは、
私の行きたい学部は帰国子女が多いところなので、
欧米の学校の入学時期に合わせており、
秋入学ができるということであった。
だから、次の受験をした場合、
夏前に結果が出る。
つまり、また1年浪人するのではなく、
2ヶ月後の6月の試験まで死に物狂いで勉強するので、
本当に最後の追い込み。
たった2ヶ月だけ頑張ればいい・・・。
これならなんとか最後の力を振り絞って
チャレンジできるかなと思った。
2ヶ月死ぬ気で追い込み、
それでダメだったら本当に縁がなかったということで諦めようと。
ということで、心機一転、
彼女と一緒に頑張ることを決意したのである。
1997年4月末のことである。
試験まで残された時間は2ヶ月だけ・・・。

▼仮面浪人生活スタート

早速彼女が通っている塾に行くことになった。
私は、現在の大学に籍を置きながら、
仮面浪人という形を5月からとったのである。
そして、今でも思い出すと目頭が熱くなるのだが、
両親には本当に頭が上がらない。
今まで散々、教育費用をかけてもらってきて、
満足に結果を出していない。
にも関わらず、絶対に受かる保証もないのに、
また再チャレンジするため塾に通う。
普通なら反対し
費用も出してくれないだろう。
それが私の両親は
何も言わずに塾の費用を出してくれた。
これを本当に最後にしたい。
塾に通って必死で勉強するからお願いしますと言ったら、
父は分かったと言いい、塾の費用を工面してくれたのだ。
英語の塾なのではっきり言って、安くはない。
でも父は文句を言わずに
出してくれた。
今回だけではない。
中学の時の合宿
高校留学
浪人時代
そして今回。
毎回かなりの額がかかっている(;_;)
留学なんて年間100万円以上だ。
いつか必ず恩返しをしなければならない。
そう心に誓った。

かなりの決意のもとで
挑んだのは人生で初めてだったかもしれない。
続く・・・。

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