もと海外添乗員のぶっちゃけ話 その2 職務

前話: もと海外添乗員のぶっちゃけ話 その1
次話: もと海外添乗員のぶっちゃけ話 その3 出発前の凹

添乗員の仕事とは何か。

旅行会社が提案した旅行日程を
募集に応募したお客様に正しく提供すること。
それだけです。それ以上でもそれ以下でもありません。
決してお客様を楽しませるために芸を披露したり、歌を歌ったり、コスプレをしたり、おにぎりを握ったり、そばを準備したり、おせちをつくったりするためではありません。
一緒に飲みに行く位は大歓迎ですが。…いや、そうでもないな。

極稀にあるのが、夜の女性の手配や変なものの手配。犯罪です。絶対にしません。
でも拒否をして帰国後なんらかのクレームを入れられると会社から怒られます。さすがに事情を説明すると理解はしてもらえますがお客様からクレームを貰ったという評価は一生変わりません。ずっと付いて回ります。

パワーバランス


お客様>旅行会社>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>添乗員
添乗員はお客様の評判で全てが決まります。
ツアーの最後に渡されるアンケート。
あれが地獄と煉獄を分けます。天国はありません。
それをご存知のお客様はたまにそれをネタに脅迫してくることもありますけど。
お客様
書いちゃうけどいいの〜?
(・・・何度聞いたことか)

自己責任・・・自己嫌悪?

しかしわがままなお客様は添乗員の責任でもあります。同じお客様でも添乗員によって立ち居振る舞いが変わるのを見かけました。なんでもいうことをほいほい聞いてお客様の希望の際限をなくしてしまいにっちもさっちも出来なくなった添乗員を見かけます。
(この全ての責任は添乗員という思考が毒されているのか・・・!)

まぁ人と関わればその数だけ関係が発生します。
年間300人近くと1週間以上の旅をするわけですから色んなトラブルがあるわけです。

著者の山崎 郁馬さんに人生相談を申込む

続きのストーリーはこちら!

もと海外添乗員のぶっちゃけ話 その3 出発前の凹

著者の山崎 郁馬さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。