突如広大な砂地が見たくなり鳥取旅行をした話 出発前
出発の動機
タイトルにもある通り、本当に何の前触れも無く、
「ただただ視界一杯に広がる砂が見たくてたまらない!」という思いに駆られ
一人鳥取行きを固く決意する。
大学2年目。夏も終わりかけた、8月下旬のことだった。
![](https://pic.storys.jp/t/4639/9aefccb0.jpeg)
思わぬ同行者
美術学校に通っていたこともあり、
仲間を集めて展示会を行なっていた最中、
ゼミ内の先輩であるS氏が展示会場を訪れてくれた。
一通り作品に目を通した先輩に近づき、
来てくれたお礼や、作品に対しての感想を聞きつつ
会場内のフリースペースで談笑。
その会話中、最近突如として沸き起こった
「ただただ視界一杯に広がる砂が見たくてたまらない!」
という欲求について冗談まじりに語った。
その場が和めばいいと馬鹿にされることを
予想しながらした話に、
![](/images/characters/man1_42x42.jpg)
S氏
あー、それ俺も行くわ。
と、予想だにしない一言。
自分から切り出した内容ではあったが、まさかの切り返しに、
「何を言い出すんだコイツは..」
「そもそも、会場内で少し話す程度ならわかるけど旅行となったら話は別だぞ..」
と、あからさまに困惑。
困った私は、側にいた展示会のメンバーであるYに、
「お前も、見に行くか!砂!」と、半ば強引に勧誘。
いま改めて考えても、「砂を見に行くか」なんて誘い文句。
誰が食いつくだろうか..
が、
![](/images/characters/man_worker_42x42.jpg)
Y
おっしゃ、行こう!砂!
コイツも大概である。
かくして、一人鳥取旅行。
改め、男3人砂丘の旅は決行されることとなったのである。
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