突如広大な砂地が見たくなり鳥取旅行をした話 1日目(昼間)
出発当日
深夜バスの手配を済ませ、当日。
大まかな旅の予定をたてていく中で、
砂を見に行くという目的とは別に
「宿は予約せず野宿をする」
という、いかにも貧乏旅行丸出しの企画をたてていた。
加えて、鳥取駅から砂丘まではヒッチハイクして向かう。
実に浅はかな、
行ってみたら意外と地元のみんなが優しく接してくれて
あれ食え!コレ食え!泊まってけ!の「田舎に泊まろう」
よろしくバリの希有な展開が待っているんじゃないかと、
体たらくな想像をいっぱいに膨らませ、
![](https://pic.storys.jp/t/4767/ee9e7cec.jpeg)
※膨らみきった、もてなされた図
東京駅で2人と合流。
長距離バスにゆられること約10時間。
朝8時、鳥取駅に降り立つのである。
いざ、鳥取砂丘へ
朝方の鳥取は驚くほど静か。
ヒッチハイクをしようにも、車どころかまず人がいない。
せっかく時間があるのに急いでも仕方ないと、
散策がてら鳥取砂丘まで歩くことにする。
道中は初日ということもあり、まだ元気がある。
写真を撮ったり、寄り道したりとだいぶ迂回しつつ
目的の砂丘を目指す。
繁華街を抜け、1時間ほど歩くと道自体も傾斜がつき出す。
大きなトンネルにさしかかったところで看板には「この先、鳥取砂丘」の文字が。
![](https://pic.storys.jp/t/4766/3dd2e1e0.jpeg)
「オオオオオオオオ!!」
全員声に出して喜び、我先にと駆けていく。
トンネルを抜けた先には...
鳥取砂丘!!
...........なんて、広がっておらず。
それもそのはず、そもそも鳥取砂丘までの道を
歩こうなんて観光客、そういるもんじゃない。
トンネル前の看板も、もちろん自動車ありき。
徒歩ではあまりに遠い、「この先、鳥取砂丘」。
ため息をぐっと飲み込み、残り1キロ弱の道のりを
黙々と歩く3人なのである。
念願の砂!
トンネルを抜けてから歩き続けること、20分。
ついに、念願の砂丘を目の前にする。
「おお、、コレが、、、」
目の前に広がる一面の砂。砂。砂。
見渡す限りの砂地。
海岸まで500メートルは有にあり、うずたかく積上った砂の山が
海岸をすっぽりと隠している。。
ただただ感動...
突発的な衝動も、こんな広大な砂地に呼ばれていたならば
納得である。
が、それ以外は特に何も無く、
10分もしないうちに飽きました。
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