生まれてこのかた【生きることは掻きむしること】と思い続けてきたアトピッ子のボクが、ツルツルピカピカの肌を取り戻すことができたストーリー(2)

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さて、では具体的にこれからボクがどうやって克服していったのかを書いてみますが、もしかしてこれは「副産物的に手に入れてしまってラッキー」と言った方が正しい表現かも知れないけれど、書くだけ書いてみます。


ボクの暮らしとアトピー

では、ボクがどうやってアトピーを克服したのか?
理由はとても簡単でした。
 
「食えない時代」がボクをアトピーから脱出させたんです。

もっと言っちゃうと、「貧乏生活」が

ボクをアトピーから解放してくれたんです。
これじゃぁぜんぜん分かんないですね(笑)

もっと詳しく書きますと、そう、アトピーは現代病とよく言われるように、(あくまでもボクの考え方ですが)「現代の飽食の時代の産物に他ならない」と、今となっては、思わずにはいられない…ってこと。
はい、ものすごく端的に書くと、


「食べなかったら治った」んです。





アトピーを克服したときに思いあたること




思い起こせば27~30才ぐらいまで、ボクはフリーランスの広告プランナーになりたての頃はとても貧乏で、『1日パン1コ、あとは水だけ飲んでりゃ死にゃぁしねぇよ』みたいな生活を送っていたんですが、まぁ、そんな生活を約2~3年過ごしたんですね。
とはいえ、ときには業界が業界だけに、豪勢に他人からごちそうになったりもしたけど、基本的には「1日おにぎり2つ」とか、「パン2コ」・・な、誰が見たってひもじい生活だったことは間違いありません。
でも、そしたら、どうでしょう、、、

ある日、我に返ったらアトピーが良くなっていたんです。
 
そう、ボクが言いたいのは、結果的に・・・

「過食をやめた」ということです。



でも、この場合の過食とは、食べ過ぎるという意味の過食ではなくて、【栄養摂取過多】という意味の過食であり、言い換えれば「粗食のすすめ」が正しい表現なのかも知れません。

『粗食のすすめ』…現代人は食べ過ぎなんじゃないか?


いみじくも、これは最近になって知ったことだけれど、 幕内秀夫さんが「東洋経済」でも連載していた【粗食のすすめ】とまったく考え方は一致していた、ということです。

まぁ、ボクの場合は、独立して食べられない時代が、期せずしてそうなってしまったんですけどね…(笑)




ちょっと紹介します。
第一章:粗食こそ健康の基本
 ● 食生活の常識に疑問を持ちましょう
 ● 今は現代型栄養失調の時代です
 ● 食生活改善の十か条があります
といった内容で、ボクが図らずも体験したことと、そのときに思っていた考え方が第一章の内容と偶然にも一致していたという事実です。
もちろん、栄養面のバランスの問題はあるかもしれないけれど、とりにもかくにも、現代人は『いいもの食べ過ぎなんじゃないですか?』ってことです。

ボクのアトピー症例と克服プロセスの詳細


では、ボクのアトピーの症例は、どんな症状で、どのようなプロセスを踏んで、綺麗な肌になっていったのか、ということを書きます。
ボクは前章の(1)でも書いているように、1日24時間、カユくないときはないほどに、常に寝ながらもどこかを掻きむしっていたし、血も流していました。

掻いたところはジュクジュクして、カピカピにもなってヒフがつれて(特にヒジの内側とヒザの裏側)、痛くてカラダも思うように動かせない…というような症状でした。
しかし、(フリーランスの広告プランナーとして独立して)食事も満足にとれない生活を送っているので、お金を稼ぐために、肉体労働のバイトを掛け持ちしながら身体を動かさなきゃいけませんでした。一番、アトピっこにとって嫌な汗だくの日々です。




この「汗」というのが実はアトピっこにはくせ者で、放っておくと死ぬようなカユさが襲ってくるものなんです。
だから、ボクは汗をかいたらすぐさま、外だろうがどこだろうが(トイレなどで、裸になれるような場所であれば服を脱いで)、水道水で汚れと汗を洗い流しました。そして、すぐにフルコートというステロイド系の薬を薄く薄く、騙すように塗っていました。
ステロイド系の薬は今さら言うまでもなく、長期間は使ってはいけないと言われている代表的な薬なんですが、そんなことは百も承知だし、「そんなきれい事は聞いてらんねぇ」っていうか、その薬抜きでは生きていけない状態だったので、極力使わないように努力しながらも、しょうがなく使い続けてました。
 
でも、汚れや汗を洗うときには、絶対に「石けん」は使わなかったし(それも貧乏だから高い石けんなど買えなかったし)、それはイコール、石けんを必要とするような物質も身体に付けることをしませんでした。それは例えば、整髪剤などはシャンプーを使わないと落ちないので、絶対に使いませんでした。
そして、水洗い(もしくはぬるま湯で身体を洗い流すだけ)をしたあとにも、とても神経を使いました。
なぜなら、放っておいて乾燥すると、今度はひび割れを起こし、カユさのあとは「痛(いた)くなる」ので、「肌水」や「ベビーローション(クリーム状の)」など、お金がないので、これまた安めのローションを塗り、薄く薄く必要であればステロイド剤を塗り、あとは、ロングTシャツを着て“保湿”を心がけました
しかし、こんなに気をつかっていながらも、
食べるものは、
いつもいつも
「粗食」でした。 

くどいようだけど。

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