もと海外添乗員のぶっちゃけ話 最終回

前話: もと海外添乗員のぶっちゃけ話 その19 ミャンマー。これからの人生。
思いつきで始めた『もと海外添乗員のぶっちゃけ話』も今回で最終回です。
もしかして初回から追いかけてくれた奇特な方もいらっしゃるかもしれません。この最終回だけクリックした方もいるかもしれませんね。
ご縁があった全ての方にお礼申し上げます。ありがとうございます。
最終回なのでちょっと青臭いことを話します。

『旅とはなにか』

旅ってなんなんでしょうね。
これまで家族と、親戚と、友人と、彼女と、1000人近くのお客様と、また一人でも旅してきました。
そして、パリの五つ星ホテルに泊まりオペラ座で観劇したり、ペルーでがたがた震えながら夜通し歩き続けたり、スペインで偽警官と喧嘩したり、モルディブの水上コテージでまったり過ごしたり、中国で胃がはち切れそうになったり、モロッコの砂漠で日の出を見たり、フィンランドでオーロラを見たりしてきました。
贅沢な経験ですね。・・・まだまだモノ足りませんけど。

私が大学時代お世話になった教授の言葉を思い出します。
『どこかへ行って何かを見るという行動は消費されるものに過ぎない』
当時から旅好きだった私はどこか否定されたような気がして反論したような記憶があります。
でも今はその言葉、少しわかった気がします。
何かを見に行くだけならgoogle earthで十分です。多分そのうち映像技術やら脳科学やらがエラいことになって、現地で見るのと全く同じ風景を脳内に再現出来るようになんでしょう。そうなってしまったら何かを見るという行動はコンビニで弁当を買う行動となんら変わりはありません。コンビニに足を運ぶだけ、そっちの方が旅と言えるかもしれないくらいです。
ただ私がこれまでの旅を思い出すとき、風景と共に必ず思い出すものがあります。一緒にいた人たちの顔です。まぁいい思い出ばかりとは決して言えませんが、共に旅した人たち、旅先で出会った人たちの顔が浮かんできます。
喜んだ顔、怒った顔、哀しい顔、楽しそうな顔。時間を共有し、相互関係を持った人たちの顔です。
それは何物にも代えられない私だけの財産です。
『旅とはなにか』

私にとって『旅とは人と出会うこと』

これを学ばせてくれた添乗員という職業を私は愛しています。
知り合いがなりたいと言ったら殴ってでも止めますけどね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

カタリエ3に投稿されたストーリーがついに書籍化!
(表紙画像からamazonに飛べます)

Katarie3 book

著者の山崎 郁馬さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。