転職大魔王伝「オレ、出版業界へ。」2

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前編: 転職大魔王伝「オレ、出版業界へ。」1

オレ、戸惑う。

うる憶えなのですが、収益モデルは以下のような感じでした。
●名鑑の「枠」を一般の画家さんへ販売する。
1/9ページ:定価 50,000円(写真1枚掲載可)
1/4ページ:定価 100,000円
1/2ページ:定価 200,000円
1ページ:定価 300,000円
※基本的にキャンペーン価格で割り引く
これを、○科展などに出展されている画家さんへテレアポで営業していきます。
既存顧客にも継続の営業をかけていくのですが、そのマニュアルがオレには到底受け入れがたいものでした。
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・出展目録で大体の絵の感じを把握し「別のスタッフが実際に作品を見て推薦している」という前提で褒める。
 (見たというとツッコまれてボロが出るから)
・褒めるポイントは、色、構図、世界感。
 「両脇に展示してある作品と比較して○○○でした」
 「作品を見たスタッフが是非掲載したいと言っている」
 「実はそのスタッフとは弊社の役員である」(名前は伏せる。架空の人物。)
・もっと向上心を持つべきだ。あなたの作品はもっと評価されるはずだ。
 売れるはずだ。
 だから、プロモーションにも力を入れていく必要がある。
・こちらからお願いしたので、特別に「キャンペーン価格」でやらせてください。
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上司
最初は渋るけど、なんだかんだで掲載されたらされたで喜ぶんだよ。自慢にもなるしね。
オレ
ちなみに発行部数とかはどうなんですか?
上司
ほとんど流通してないよ。ウチはそこで利益を見てるわけじゃないからね。
オレ
はぁ……

「なんだかんだで掲載されたら喜ぶんだよ」
この一言を信じて、オレはやってみることにしました。

オレ、やっぱり納得できず。


テレアポの反応は惨憺たるものでした。

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