自分の世界を変えていく

次話: 自分の世界を変えていく 第二回
小学生の私は私以外の人間はみんな失敗しないロボットなんだと本気で思っていました。
それくらい私はできの悪い人間で、いつも失敗すること、恥をかいて笑われることを極端に怖がっていました。
友達の前では強がってみせたり、おちゃらけたりしていましたが、内心は嫌われないよう、友達が離れていかないか心配ばかりし毎日ゴリゴリと神経をすり減らす日々でした。
いきなりですが私はブランコに乗ることができません。
ブランコに乗るとなぜか目が回って気分が悪くなってしまいます
メトロノームの規則正しい音を聞いてるだけでもなぜか気分が悪くなるし、大太鼓のような体に響く大きな音を聞いても気分が悪くなる。
気分が悪くなるというより頭の中がぐちゃぐちゃになって息ができなくなり、過呼吸のような状態になってしまうことがよくありました。
ある時は自分は卒業まであと何回学校と家を往復しなければならないのだろうと考え(その時は小学4年生)その回数の多さに絶望し小学校を辞めてしまおうかと本気で考えたこともありました。
そんな普通の人ならあまり気にも留めないようなことまで過敏に反応してしまう体質だったらしく小学校時代から私の世界は嫌いなものばかりが増えていき嫌いなものをどうやってやり過ごすかばかりを考えていました。

そんな私も中学生になり、また新たな環境で生活していくことになるのですが、
結果から言うと私は中学二年の途中から不登校になってしまい学校にいくことを止めてしまいました。
表面上は学校に馴染んでいるように両親にも友達にも今迄通り強がって見せていましたが、それも限界でした。
私の何事にも敏感に反応してしまう体質では中学生活は刺激が強すぎて私の精神力は0になってしまい、ついには自律神経失調症を発症してしまいました。
不登校になってから想像した未来の自分はまともな定職につけずおっさんになった自分がコンビニでアルバイトしている光景でした。おわったな、そう思いました。

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