世界に出る必要なんてない!

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4月9日の時点でも数社の内定をいただいていました。
ー平均年収が日本一の会社(32歳で1300万くらい)
ー六本木ヒルズにオフィスがある会社
ー誰もが知る超大手企業
などなど。その中で僕が選んだのは、
名もなき小さなベンチャー企業。
周りの反応は、「反対」か「???」でした。
ワイキューブという会社が
どんな事業をしているのか?
どんなビジョンがあるのか?
その中で仕事ができるのか?
そういった情報を聞かれる前に、
規模、給料、知名度、で判断されました。
これが日本社会の現実。
よく若者の大手志向は問題だと、
最近よく聞きますが、それは若者のせいだけじゃありません。
それを良しという社会だから仕方ないんです。
一言でいうなら、日本で最も重視されているのは、
マクロもミクロも含め、未だに「経済力」なんだと思います。
メディアの悲観的なニュースはすべて
「経済維持できない = 国民が不幸になる」
これが前提に語られています。
この辺りがNYはちょっと違います。
大手よりも裁量権のあるベンチャーが評価されたり、
夢のためにバイトに励む若者も応援されることは当たり前です。
「フリーター」というネガティブワードで片付けられたりはしません。
横断歩道みんなで渡れば怖くない、ではなく、
一人ひとりのオリジナルな生き方が尊重されます。
一言でいうなら、
日本は自己評価でいきにくい国。
NYは自己評価でいきやすい街。
と、そういうイメージです。
ここでいう自己評価とは、
楽しいか楽しくないか、自分らしいか自分らしくないか、
といったシンプルなものです。
この基準で生きている人は
少々ボーナスが下がったくらいで一憂したりしません。
お金以外の価値基準をたくさんもっているからです。
ここで言いたいは、
日本がダメでNYが素敵、ということではなく、
いい部分はとことん学ぶべきだということ。
「若者よ、世界へ出ろ」という話を日本でよく聞きました。自分はこう思います。
出たい人は出ればいいし、日本にいたい人は日本にいればいい、
英語が学びたいだけなら、楽天かユニクロにはいるべき。

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