新卒で入った会社の民事再生

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と同時に、今はまだ辞められない。
残してくれた会社に恩返しをするまでは辞めない。そう決意した。
それからがむしゃらに一年働いた。
そして社会人3年目になった。
もう自分の気持ちが抑えきれなくなっていた。
今の自分の力じゃ、これ以上会社に貢献できることはない、
そう感じたことも大きな要因になった。
次の企業も決まってないまま会社に退職希望を告げた。
そして数ヶ月後の2011年1月1日にNYへ渡米。
そのわずか3ヶ月後、先週の3月30日に、
ワイキューブは民事再生になった。
ツイッターで知った。唖然とした。
ワイキューブは良い会社だった、とか、
もっと自分に力があれば、、、とか、いいたいわけじゃない。
将来自分がワイキューブの卒業生として成功することが、
会社に恩返しになる、そんなこと言う気もさらさらない。
まだ何も終わってない。
ワイキューブが日本企業の希望になって欲しい
そう心から思う。
失敗ができない世の中なんてくそつまらない。
失敗しない人間なんていない。
失敗があるから成功した時の喜びがある。
失敗があるから人生は楽しい。
人には失敗が許されるのに、
会社には失敗が許されないのか?
一度民事再生や倒産したら終わりなのか?
会社だって失敗してまた生まれ変わればいい。
今回ワイキューブが民事再生になったことは大きく話題になった。
だからこそ、ここから這い上がれば、
日本企業に勇気と希望を与えることができる。
これから起業しようとする若者にも希望を与えることができる。
ワイキューブにはそのポテンシャルがある。
実際残っている人間はすでに前向きだ。
「まぁ、まだバタバタしてるけど、皆けっこう元気でやってるよ!これからどうなるかは分からないけど、多分なるようになる(笑)生きてさえいれば、なんとでもなる!被災した人に比べれば、ダメージはたいしたことないよ!お互い頑張ろう!」
笑顔の素敵な先輩の言葉。
「破産じゃなく、民事再生なんで、まだ道はある。時間がたてば、前向きになれると思うよ!とりあえず、おれができることをきっちりします。ワイキューブを辞めるのをちょっとだけやめて、もう少し残ります。」
独立を考えていた同期の言葉。
残っている社員だけじゃなく、
辞めた社員、辞めさせられた社員までもが、
みなワイキューブを心配し、本気で応援している。
「今まで育ててもらった恩はこれから立ち上げる会社で返す。自分達で鍛えた生徒が将来ワイキューブに入社してもらって、成果を上げる人財となってくれることが最大の恩返しだと思う。」
起業し塾を開くことを決意した同期の言葉。
こんな素敵な人たちを集めた会社。
これからもそんな出会いを生み出し続ける会社であって欲しい。
面白いと言われたこの会社が本当に面白くなるのはこれからだ。
ワイキューブがV字回復して日本を震撼させたときに、
卒業生として恥のないような男になっていようと思う。
とりあえず独立まで後5年。
この一年、がんがん突っ走ります。

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