周りはみ~んな自己破産 1人目 その2

前編: 周りはみ~んな自己破産 1人目 その1
後編: 周りはみ~んな自己破産 1人目 その3

実母が多重債務者だと分かった

実母自身には事の重大さが理解できていなかった。
世帯月収20万で、400万の借金を完済できると思っていたらしい。

しかも!
借入している金融機関の大半が残金スライド元利定額リボルビング方式で返済することになってたから、これにも驚かされた。


残金スライド元利定額リボルビング方式の恐ろしさ

多数の消費者金融で採用されている残金スライド元利定額リボルビング方式は、一般的に【リボ払い】と呼ばれる返済方法のうちの1つ。
毎月の返済金額は一定で、その一定額の中から元金返済充当分と利息分とに振り分けられるという返済方法。

実際に、実母が借り入れた某消費者金融を例に挙げると、以下のように返済されていく。

借入金額:30万円
実質年率:18.0%
毎月返済額:11,000円

 回数/元金充当額/利息充当額
1回目/6,500/4,500
2回目/6,598/4,402
3回目/6,697/4,303
4回目/6,797/4,203
        ・
        ・
        ・
35回目/10,784/216
36回目/3,629/54

返済回数:36回
支払総額:388,683円

これだけをみれば問題ないような気もする。

ただし!
これ1件で済んでいればの話。

そもそも、毎月の生活に困窮している実母のようなケースであれば、この11,000円すら返済できない状況。
返済するために他の金融機関で借り入れる。
もしくは、同じ金融機関で追加で借り入れる。

さぁ、蟻地獄に足を踏み入れた!

返済できていると思い込んではいるが、最初の数回は、返済額の半分強しか元本に充当できていない。
そんなところに追加で元本を増やしていけばどうなるか。

それが理解できない人間がはまるのが、残金スライド元利定額リボルビング方式の落とし穴。


ちなみに、カードローンで10万借入というものもあった。
毎月の返済額は3,000円。
これに至っては、初期段階の返済は元本充当600円で利息充当が2,400円などという恐ろしいものもあった。


専門家に相談するのが一番

実母の借入状況や返済状況を確認したが、素人の手に負えるものではないと判断した私。
債務整理に特化した弁護士事務所に相談することにした。

実母は、弁護士事務所は敷居が高すぎるのか行くのを嫌がった。

利息は待ってくれない。
こういう事は一日でも早いほうがいい。

嫌がる母を、半ば強引に弁護士事務所に連れて行った。


この状況であれば自己破産の方向ですすめるのが良いと思います。
自己破産・・・

【自己破産】という単語に呆然とする実母。
弁護士は淡々と説明を続ける。


お持ちの資産・預金などは処分することになります。
資産なんてあるわけない。
預金があれば借金してない。


当事務所に自己破産及び面積申立の手続きを依頼していただけるということであれば、費用は分割でお支払いいただくことお可能です。
弁護士費用は31万5千円(税込)。
その他に裁判費用で3万円。
合計34万5千円。

400万の借金を免責してもらえるなら安いものだ!


お願いします!
実母はここまできて、事の重大さを理解できたようで、押し黙ってしまった。



あっさり離婚

実母と義父の離婚だが、ネックになっていたのは、やはり借金だった。


実母名義の借金は、私がなんとかする。離婚してあげて。
いーよー。
実にあっさりと離婚問題は解決した。

実母と義父が住んでいたアパートには、義父がそのまま住み続けるということになり、実母は私達家族と同居することになった。



続きのストーリーはこちら!

周りはみ~んな自己破産 1人目 その3

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