17歳の時、騙されて精神病院に連れて行かれて拉致監禁された話 #5
盗みをしたことによる罪悪感。
私は、入院中、罪を犯しました。
下川さんのふりかけを盗んで食べてしまったのです。
入院していると、当然食事は満足に食べられません。
食事がまず過ぎて、ヤクザは御飯を捨てていました。
ある日、空腹に耐えかねた私は、
下川さんの部屋に置いてあるふりかけが食べたくなりました。
そして、こっそり部屋に入って、
ふりかけの袋を3つ取りました。
これがまた食べると美味い!
しかしその後、もの凄い罪悪感に襲われました。
「なんで、下川さんの大事なふりかけを盗んでしまったんだ……」
心は痛み、悲しみで一杯になりました。
あれから、ずっと言えずに生きてきたのですが、ここで言います。
下川さん、
大事なふりかけを盗んでしまってごめんなさい。
あなたが闘病中、壁を押しながら身体を鍛えていた姿を、
僕は一生忘れません。
そして、入院中、話をしてくださってくれたこと
本当にありがとうございました。m(_ _)m
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