ここが変だよ中国企業

反省しています。

ここが変だよ日本企業がヒットしてしまい焦りましたkenです。

酔っぱらいながら書いたダサい文章がなぜか話題のストーリーに掲載されてしまい、ここに週間ぐらい携帯のメールとfacebookの通知が鳴り止みませんでした。ネットってすげーなと感動を覚える反面、注意しなくてはならないなとか、もっとマシな文章を公開すべきかなとか色々考え、今まで書けていませんでしたが、まぁもういいや。



今回は、ここが変だよ中国企業というテーマです。

そもそも、中国企業と言っても色々あります。日本は一応単一民族国家という事になっていますし、実際、企業においては似たり寄ったりで、沖縄に行っても北海道に行っても仕事は同じように出来ます。

しかし、中国の場合、公式では五十六の少数民族がある事になっていますが、その実情はもっと細かいと言われています。

民俗文化毎に企業文化も違っていることがあるので、一括りにする事が難しいのです。例えば、ベトナム系はベトナム文化だし、朝鮮系は朝鮮文化で、普通語が喋れない人同士の場合、自己紹介すら出来ません。

そのため、今回は中国の中でも人種が一番多いと言われている漢族系の企業を中国企業と定義し取り上げます。(公務員と民間企業のように、企業形態による違いや地方による違いも多いのですが、細かい所は割愛します。)



1.すぐ怒る

あのですね。彼らから言わせれば、「全くこれっぽちも怒ってない!」という事らしいのです。

しかし、穏やかな言動を好む私としては、両親の仕事場に遊びに行った時等、なぜみんないつも怒っているのだろうと幼い頃から感じていました。

大人になって、仕事として企業に参加してみてはじめて、彼らはディスカッションで熱くなっているだけだとわかったのですが、何もそんなにでかい声で主張しなくてもいいじゃないと思うのです。


*関係のない話ですが、北京等の東北地方では、声がでかくですぐに怒る自己中心的な男を「覇気がある」と評価し、女性にもよくモテるのです。東北生まれでそういう覇気が苦手な私としては、「覇気がある男」という人種をを孫の代まで呪ってやりたい気分です。


2.業務中でもやたら通販

物流会社の特権かとさえ思えるのですが、自分が働くオフィスの中を、全然関係のない色んな物流会社の人が山ほどのダンボールが乗せられた台車を引きながら、平気で歩きまわります。

そして、お目当ての人を見つけては、荷物を配って行くのです。

しかも、靴や鞄等、至って超個人的な荷物。

彼らは「昼間は会社にいるから、家に届けて貰っても荷物を受け取れない」という理由で会社宛に送ってもらうのです。

日本企業なら、全く最近の若もんは!と偉い人が顔を真っ赤にして怒りそうなものですが、中国企業ではそれが普通。

仕事して結果さえ出してくれりゃ良いよと上司も見て見ぬふり。合理的と言うべきか否か。


余談ですが、私が所属していた企業に届けられたもので一番大きかったものは、全自動麻雀卓でした。

誰だよ買ったやつ。


3.経営陣に近づくに連れて、服のセンスが酷くなる

たまに、ホームレスが社内を歩いているのかと思う事があるからやめて欲しいのですが、中国企業の偉い人は、これでもかと言わんばかりに服のセンスがないのです。

遊び知らずで勉強や人脈作りを努力してきた人が偉くなる故なのかもしれません。

しかし、衣服に無頓着というわけではなく、良く見てみると高いブランド物だったり、デパートで頼んだオーダーメイド物だったり、いい素材を贅沢に使った上品な物だなーと感じる事もあるのですが、人によっては素材の良さ全滅。あなたのために毛を刈られた羊にジャンピング土下座してくださいと言いたいレベルの着こなしっぷり。

いっその事旗袍や汉服のような飛べそうな服を来て、髭をながーく伸ばしてくれたほうが貫禄がありそうなものですが。

もし、町中で見かける黒い革ジャケットに黒やグレーのカシミアのセーターを纏ってるダサい人がいたら、その人はどこかの企業の偉い人で金持ちかも知れません。


4.徹底的にブロック分けされたデスク、徹底された個人プレー

中国企業での仕事は基本的に個人プレー。綺麗なまでの分業制というのが、私が抱いたイメージでした。

それがオフィススタイルにも現れます。


もうね、縄張り。

所謂、島スタイルのオフィスとは随分違います。

任された事業を、いかに協力して仲良く運営して行くかというよりは、それぞれの社員が、与えられた業務でいかにナンバー1になるかというのが中国企業の社員に求められます。

みんなとワイワイ、チームを思い自己主張を控える人は、報酬が1銭も上がりません。

そのくせ、ランチや休み時間は社員同士でPSPを持ち寄ってゲームしてたり。変です。


5.ゆで卵と豆乳とひまわりの種

マジでやめろと思うのがこれ。

朝食をとる時間がないという理由は良く良くわかりますし、デスクで朝食をとる事は日本でもあると思いますが

におい。音。


腐った排水口のようなゆで卵の臭いとズズッと啜り上げる豆乳の音が朝の中国の企業を充満させます。

そこにトウモロコシが加わったらもう最悪。(中国のローソンではなぜか色とりどりの于トウモロコシが売られてます。他のコンビニにもあるのかな。)

寝起きの脳には立派なスメルハラスメントです。


しかし、何よりもしんどいのがひまわりの種を砕く音です。

中国では、おやつ感覚でひまわりの種を食べる事が多いのですが、業務時間中に食べる人がいたらもう最悪。


時計のように、正確に聞こえるナッツの皮が剥けられる音。

ひまわりの種を食べながら、通販で売ってる商品についてでかい声でレビューし合う社員達。社長室の中から聞こえる麻雀の音。麻雀卓買ったの社長かよ。


合理性と言えば聞こえはいいのですが、徹底された合理性がたまに怖く、それはそれで変なのでした。

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