高校生が突然ヒッチハイクしだす話#2

1 / 2 ページ

前話: 高校生が突然ヒッチハイクしだす話。
前回までのあらすじ
10歳になったころの僕の世界は
宇宙人が銀河の果てからやって来て
発展した兵器を用い
なめくじなどのあらゆるぬるぬるとした生き物が巨大化した
そしてたった3年で地球の人口を半分にまで減らした
僕は巨大なめくじが苦手とする伝説の塩を求めて東の大地を駆け巡るのであった。

嘘です。

こういうの一回やってみたかっただけです。
ごめんなさい。

では本編に入っていきます。

イケメソさんに草津SAまで送ってもらい
うはうはしながらヒッチハイクをしていると…


後ろから…


????「لا تذهب لركوب لنا」



「はい?(あっ、やべぇ…ぜってぇ殺される…)


振り返る僕…

まさかの老夫婦だった

老爺さん「なぎゅやぶぅまんまらもぉっっつてくけん?」

「あの〜…??(日本語?…)

老爺さん「なごやほうめんならのっていんけん?」

「はい!」

まさかの老夫婦きたーwwwwww
てっきりヒッチハイクと言えば
若い人かトラックの運転手だと思ってました。
それにしても方言強すぎるwww


愛媛県今治市から愛知県岡崎市の息子さんのところまで行くとのこと
こんな深夜にご苦労様です。

この老夫婦とはとてもいろんなお話をさしてもらいました。

3.11の話
阪神淡路大震災の話
つい先日の大雪の話
今治の話(今治はタオルで有名)
お孫さんの話(お写真も見して頂きました(笑))
退職する前の話
お年寄りの方とお喋りするのは本当に自分の祖父母くらいなので新鮮でした。
初めは本当に何言っているのかほとんど聞き取れなかったけれど
人間慣れっていうのは凄いもので
すぐに聞き取れるようになりました。

約1時間くらい進んで

老爺さん「せっかく高速乗れたけん岡崎まで大きいSAないから養老で下ろしてもええか?」

「はい!」

この選択が後にこの旅最大級の苦しみを生むことなどもちろん僕は知るよしもなかった


養老SAにて

「ありがとうございました!

お世話になりました!」

老夫婦「気をつけんのやで」

ガチャ

ぶ、ぶーん

「あーあいってしまった…」

気づけばもう夜中の3時
流石にSAでも人がいなかったので
しばらくフードコートで寝ることにzzz

※睡眠は主にSAのフードコートとマクドで1時間ほど寝るの繰り返しでした。


4時に目覚める
テレビはソチ五輪のことをやっていたので
話のネタにと15分ほど見る。
そしてまだ人がほとんどいなかったので
再び眠る、
眠る
眠る
今はひたすら眠る…
そうだまだ今は眠る時…


そして5時に起きる
東の空は徐々に明るくなっており
少しずつ人数も増えていた
月は満月だった

「よし!進もう」

脳内でオレンジレンジのミチシルベを再生する(なんとなく)

ヒッチハイクを開始

結局「名古屋」まで行けてないので

とりあえず「名古屋」と書いた紙を持ってること30分…


おじさんボソ…ボソボソ…ボソボソボソ…

「はい?」

著者の大川 将吾さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。