もう粉々に、音もなく堕ちていったバカ 8

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優希は仕事が終わり店を出た。

優希は考えていた。

ハーブ吸いてえ....

でもまだ吸い続けていいのか。
この前は飲みに行ってぶっ倒れたし、
俺は依存している。

ネットの某掲示板でこの前見た。

ハーブで依存なんかしねーよwww
酒と同じ感覚だろw
好きだから飲む。
好きだから吸うだけだし。
依存って言われるとムカつくよなww

優希はこのレスを見たとき胸が苦しくなった。
この人が言う気持ちもわかる。

ただこの人も毎日ハーブを吸っているようだった。

そう。依存しているのだ。
本人が認めたくないだけで、酒と同じカテゴライズしている。

依存と言われて何がムカつくか。
それはハーブを吸っていることの
何が悪いのか。何でダメなのか。

根本的にこの人も優希も
わかってないからだ。

そんなことをふと思い出していると
ラインが鳴った。大智からだ。

お前んちの近所にハーブ屋
できたんだってさ。仕事終わったか?
ちょっと行ってみねえ?

優希は一瞬嬉しくなった。
行きたいと思った。ただ考える。

本当にいいのか.....
自分自身の身体や心が壊れかけてるのは
自分自身でしっかり感じている。
このまま吸ってて本当にいいのか...

ただ優希には根本的になんでハーブを
吸うことがダメなのかわからない。
某掲示板のあのレスと同じような
感覚なのは確かだ。

店の外に置いてあるベンチに座り、
タバコに火を着けた。

どうする....俺....

んー...でも吸いてえ....
確かに酒と同じ感覚だしなぁ...
いつかやめたらいいよな別に..
それが今じゃなくたってな..

優希はラインを開いた。

どこで待ち合わせしよっか

大智からすぐ返信。

お前んちから近いからお前んちでいいよ

了解と優希。

嬉しくようなどこか後ろめたいような
気持ちで優希は家に戻った。
大智はもう家の前にいた。

おし。行くか。

大智の車に乗り10分。

ここだよー。と大智

本当に近所にあるんだな...
店舗ができるぐらい全国的に広まってるんだな。と思うと優希は少し安心した。

優希『ついに店舗までできたのね』

大智『知らねーの?とある県ではハーブの自販機まであるんだよ』

優希思わず苦笑い。

大智『悪いやつ多いよねー。ハーブの店舗やら自販機やら全国的に今あるんだから』

と何故か嬉しそうに言う大智の後ろを歩き、2人は店に入った。

いらっしゃいませー

と言う店員。目がなんかおかしい..

ハーブを吸うと目が赤くなったり
目尻が下がったりする。

こいつ仕事中に吸ってんだろ..

と思いながら、ディスプレイケースに
並べられているハーブを見た。

20種類ほどのハーブが並べられている。

大智は店員に聞く。

どれがお勧めなの?

『そうですねぇ..第一世代のハーブは規制されて今販売できなくてですねぇ..』

規制?どういう意味だ?
販売できない?
薬事法に引っかかるようになったのか?

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