もう粉々に、音もなく堕ちていったバカ 9
日曜日ー
優希は11時過ぎに起床した。
ソファで寝ていた優希。
ソファからダランと落ちた左手の先に
パイプが落ちていた。
俺何時に寝たんだろ....
優希はタバコに火をつけた。
なんか体だるいな...
頭がボーっとするわ...
携帯が鳴る。結子からだ。
今日何時からにしよっか♡
あっ、結子と遊ぶ約束してたんだった...
頭まわんねえよ...
どうしよっか。昼からどっかいく?
すぐに返信がくる。
行こ行こーっ♡
じゃあ14時でいいかな?
優希は心のどこかで結子は他の女と
違うような気がしていた。
居酒屋で働き、お客さんとお話する
機会が多い優希はよくお客さんから
誘われており、1年の間に10人ほどの
女性と関係を持った。
でも優希は18らしく、抱けたらいいや。
ぐらいに思っていた。
俺ずっと恋してないな..
結子はなんか好きになる気がする..
そう思ったこともハーブで全て忘れていた。
優希は電話を結子に電話をかけた。
優希『もしもーし』
結子『どしたの急に!』
優希『え、別に..』
結子『別にじゃわかんないよ』
優希『声が聞きたかっただけだよバーカ』
結子『...照れるからやめて』
何言ってんだろ俺...
優希『家から駅って近いの?』
結子『近いよ。歩いて5分かな』
優希『じゃあ14時に駅に迎えに行くから。またね』
電話を切った。深呼吸をする。
ダメだやっぱ結子に恋するわ俺...
優希は風呂に入り、スッキリすることにした。
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