若年性脳梗塞になってみた その4  ~ 今日の社会科見学はHCUです 〜

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前編: 若年性脳梗塞になってみた その3 ~ 病院愛憎劇場序幕 電話は知っていた ~
後編: 若年性脳梗塞になってみた  その5 ~ 大事な事は普通の顔でやってくるから厄介だ ~

 さて、無事に夫と実家に連絡がいってしばらくの後にHCUの看護師さんが車いすでお迎えに来てくれました。

「はーいKaoさん、これから病棟に行きますね。申し訳ないけどHCUでは一切の電化製品が使えないので今のうちに携帯とか切ってくださいね。もしよければ私が切るけど大丈夫ですか?」

「あ。大丈夫です。もう切ってあります。」

 看護師さんは優しく体を気遣いながら注意事項を述べてくれました。

「ん?あれ?あれ?」

 突然看護師さんはキョロキョロしだしました。


「付き添いの方、いらっしゃらないんですか?もう着替え取りにいっちゃった?」

 まあ、普通はそうですよね。こんな緊急入院&HCU行の患者一人で来るとは思いませんよね・・・(苦笑)

「・・・・え~~と、一人で来ちゃったんですよ(笑)」


「え!!まあとりあえず一人なら病棟に行きましょうか・・・」

 やや驚いたままの看護師さん・・・

車いすに乗り処置室の看護師さんにお礼を言ってHCUへ。


HCUに行くその間に事情説明。

「いやー、昨日の昼にめまいを起こして耳鼻科行ったら『小脳梗塞かもね』って言われて『明日病院行けば』って言われたんですよ。で、来たら脳梗塞でびっくりしました。」

「え!もうその時点で救急車呼んでくれたらよかったのにね、その先生!」

 やっぱり看護師さんもびっくりな対応であったようです(笑)


「で、今日夫は出張だったし、大きな病院は時間がかかるから側でイライラされても嫌だから『仕事行け』っていって一人で来ちゃったんですよ~」

とケラケラ笑ったら、しばらく看護師さんは無言。そのあと静かだけどすごい真剣な声で・・・


「Kaoさん、こういう時は救急車や家族を頼るべきなんですよ。そのために救急車はあるんです。家族もこういう時は患者さんが気を使ってはダメです。

 甘えるべきところは甘えましょうね。」


 と軽くお叱りをいただきました。まあおっしゃる通りですよね・・・

 特に突然死などのリスクのある患者が一人で・・・なんて危険すぎたのです。タクシーの中で死んだ可能性もあったわけですから。


 看護師さんの言葉に深く反省しました。


 着々とHCUが近づいてきました。ICUやHCUがある階は手術室もある特別な階。近づくにつれ何だかおかしな精神状態になってくるKao・・・

 久しぶりの大病、死ぬかもしれない状況、死ななくても後遺症が残るリスク・・・そして生まれて初めてのHCU・・・・


パニックを通り越してナチュラルハイになる私(なぜ?)

社会科見学だ~これはでっかい社会科見学なんだ~~!やったーラッキー!

 色々勉強できるぞ~~~!!!』

と心の中で叫ぶ私。今なら思う。パニックはともかくナチュラルハイになるのはどうかと(笑)


                   


 まあとりあえず予想外のことが起こると人は変な精神状態になるんだということは実体験しました。でもナチュラルハイは本当にどうなんだ自分・・・・orz


みんなの読んで良かった!