時を超えるラブレター①

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後編: 時を超えるラブレター②



僕の家庭は父、母、僕の3人家族。


そりゃもちろん俗に言う反抗期というものもありましたが、

ほんとうに皆、仲が良かった。


うちでは朝1番早く起きた人が3人分のコーヒーを淹れるというルールがあった。

そして3人でたばこを吸う。


帰ってきたら3人揃ってごはんを食べる。


うちがあまり広くなかったからというのもあるかもしれないけど。



そんな感じで仲の良い3人だったのですが、

僕にはひとつだけ疑問があった。


なぜ母は父を選んだのか。



もちろん仲はいいのだけれど、

母はしゃきしゃきのしっかり者で人気者。

父は不器用でとっても頑固者。


僕は、今まで母が出逢ってきた男性の話を、

おもしろ半分で母から根掘り葉掘り聞いてたんですが、

色んなことをふまえたうえでもやはりどこか疑問がわく。



僕が20歳を過ぎた頃の何でもない日、

その日僕はなかなか寝付けずに明け方リビングでたばこを吸っていた。


父が目を覚まし、向かいに座る。そしていっしょにたばこを吸う。

父の相棒はショートホープ。

もうずっと変わらない。

あの青い弓を見ると必ず父が頭に浮かぶ程だ。


おもむろに父が口を開く。


父「おまえ、結婚とか考えとるんか?」

僕「え?いきなりどうしたん?」

みんなの読んで良かった!