【第2話】一人の理学療法士が85歳のおばぁちゃんと蝶ネクタイブランドを設立するお話。
世間をなめたアフロな新人が入ってくる。
そんな噂が広まったのは、堀山が就職する半年ほど前の2005年のお話。
就職内定の通知をもらい、有頂天になった大学生の堀山は一つのあるミスを犯した。
世間知らずの彼は、すぐにブログに喜びの声を書きこんだ。
ご丁寧に就職先の病院名を入れて。
そのブログがその後大問題になるとは知らずに。。
当時のことなのでうろ覚えにはなってしまうが、だいたいこんなことを書いた。
○○病院に内定頂きました!
(中略)
ただの病院の理学療法士に終わらねーぜ!
・・・・今思うと当たり前なのだが、病院で働く理学療法士を完全に挑発している。
そしてその挑発は、瞬く間に将来の職場の先輩に見つかることとなるのだ。
さらに運が悪かったことに、当時のブログのトップ画像が、青のアディダスのジャージにアフロ姿の堀山だったのだ。
その結果、リハビリ課のお偉い様が集まる会議の議題にこのブログがあがり、誰がこの男を注意するべきか、というあまりにも不毛な論議を生んでしまった。
こうして堀山は、就職前から会議にかけられ、とんでもない新人が入ってくると囁かれ、明らかにマイナスからのスタートを迎えることになるのだった。
ちなみに就職後の新人歓迎会の宴の場で、当時のトップからお叱りを受け、まったく酔うことができなくなってしまったことは、今はいい思い出である。
お気づきの方もいるかとは思うが、このSTORY、なかなかブランド設立までいかないようである。ブランド設立の結果がすぐにでも見たいせっかちなあなたには、公式サイトを覗いて頂くことをお勧めする。(http://cocohale2012.wix.com/tsutau)
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