【第6話】一人の理学療法士が85歳のおばぁちゃんと蝶ネクタイブランドを設立するお話。

前話: 【第5話】一人の理学療法士が85歳のおばぁちゃんと蝶ネクタイブランドを設立するお話。

話を戻そう。草刈の臨床を見学した。

※草刈とは・・・第4話に出てきた僕の師匠である。


草刈の臨床を見学した。

堀山という名字の印象でなぜか気に入ってもらい数日がたっていた。

この頃には避けたい存在よりなんか面白い存在というイメージに変わっていたが。


そこでこんなことを言われた。

草刈
ほら、ここ。
筋肉のアライメントが変わっちゃってるでしょ?
解剖の教科書で習った筋肉の位置が全て正しいわけはでないよ。
堀山
!?

はい??

まじですか?

学校時代勉強さぼってて解剖学もぎりぎりなんですけど。

そこからさらに違っちゃうんですか?

てか筋肉にアライメントってあるんすか?

関節だけじゃないんですか?


さらに、歩行訓練場面での一面。

装具をつけた患者さんと楽しそうに歩く草刈。

草刈
はい、やってみ
堀山
(おー楽しそう、実践臨むところ!)
分かりましたー!
草刈
はいどうぞー
堀山
・・・・!?

出ない。

患者さんの足が一歩も出ない。

なんだ、こりゃ。

リハビリ、難しいやんけ!!!!!!!!!!!!!


これをきっかけに中枢神経系のリハビリを1年で極める!(4話参照)と思っていた計画の変更を余儀なくされるのであった。悔しいけど、堀山もこの人を超えたい、楽しくリハビリを提供したい、と思った。


最後に当時から草刈に言われている教訓がある。

はったりでは治療できないよ

1年目の時からこれまで何回言われただろうか。


しかし、8年目になった今だからこそ言えることがある。

はったりも時には大事。

臨床家とは常に俳優でなければならないのである。


ちょっとリハビリ以外の人にはどうでもいい文章を書いてしまった。

反省させてください。


タイトルが気になって読んでくれた方には申し訳ない。お気づきの方もいるかもしれないがこのSTORY、もはや私自身を振り返る場になってきている。ブランドのブの字も蝶ネクタイの蝶の字も出てこない。ブランドの結果がどーしても気になる、そんな早合点な方には公式サイトをご覧いただきたい。(tsutau 公式サイト http://cocohale2012.wix.com/tsutau

次のお話からは蝶ネクタイの蝶の字くらいは入れていきたいが、、



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