自分が何十年間もやりたかったことを今やっていることにはっと気が付いた瞬間

息子が大学に入った時からだから、もう4年間も私は夜間の大学に通い続けている。昼間働いたあとの老脳は、夜になるとほとんど活動を止めようとしているが、それでもシーンとしたクラスルームで教授のこえをきくと、眠気が吹っ飛ぶから不思議である。生きているうちに学びたいことが山ほどある。

授業が終わって真っ暗な外に出て、駐車場まで歩いているときにいつも思うことがある。私は日本でのミカンと炬燵の生活を捨てて、なんでこんなアメリカの果てで暗くなるまで、勉強しているのだろうかと。暗い夜道を運転しながら、温泉に入って焼肉を食べて、生ビールをのみたいなどと考えてしまう。あの日本のあったかいホンワカな生活をすててまで、私が毎日毎日もとめ続けてやまないものは何なんだろうと思う。

今日も仕事から直接来たので、夕食は車の中で済ます、メキシカンフード。ご飯にたらこをいっぱいのせて食べたい、卵ごはんもたべたいなどと考えながら、家の近所までちかずいて、ハンドルをきったとき、私ははっとあることにきがついたのである。

若いころの私の憧れはアメリカ留学とNYではたらくことであった。NYにも5年も暮らしたし、今はあの時憧れていたアメリカの大学にかよっているではないか。きがつけば、何十年という年月をへて、私は自分の夢をかなえていた。そうだ今の生活をたいへんと思うのはやめよう。あのころの夢の中で生きているではないか。

じゃあ、その昔の夢の中で、自分が目指しているものは何かというと、今よりももっとましな人間になりたいと毎日思って暮らしている。一人の人間として、一人の女性として、一人の仕事をする人として、もっと上を向いて生きていたいとおもいながら毎日生きている。自分の思い描くような人になりたいと思って、そのためには今この時間になにをすればいいのか、毎朝起きるとそれを考えている。夢に近づくための今できる一歩は何か、

それを考えながら、一分一時間を生きていけば、きっと夢に近づける、そして人生が楽しくなる。そう私は実感している今日この頃なのである。

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