45歳でゼロから中国へ渡り、HSK6級を1年で取得した

第二外国語をマスターする秘訣


日本の学校でしこたま勉強した英語と違い、他国の外国語をマスターするというのは至難の業ですよね?ここでは私が最低限の中国語の知識を持って中国上海へ行き、1年でHSK6級を取得したストーリーを書きます。


日本では中国語検定3級をまぐれで受かり、それ以外はほとんど勉強しておらずヒアリングは壊滅的という状態でした。中国上海にわたり、現地の言葉がまったくわからない。(方言や上海語があるので当たり前)北京に行って普通語課程に入らなかった事を深く反省!

大学は上海師範大学で中級課程の中国語クラスに入りました。しかし、みんな素晴らしい!ちゃんと中国語で意思疎通している。こりゃついていけねーぞ!しょうがないから英語でロシア人、韓国人、インドネシア人と交流する始末。彼らは私のことを少なからず馬鹿にしていたようです。中国に来て、中国語勉強するのに、英語使っているバカがおるでー!なんて。

考えに考えて次のことを実行しました。

①日本人との交流を完全に遮断する。

②ギターを持って校庭に出て無理やりテレサ・テンを歌い中国人の友人を探す

③読む本は現地の新聞、本、学校の教科書のみ

④現地TVをよく見る(画面に中国語の字幕スーパーが出るため)

⑤タクシーに乗ったら運ちゃんと話す

⑥なんと現地で英語を勉強する。


⑥の英語というのは同時2カ国語を学んだほうが何故か効果があるのです。要は日本語から逸脱して外国語にどっぷり浸かることが大切なのですね。②についてはたくさんの友人が出来ました。ストリートパフォーマンスが長らく出来なかった国でしたから学生の注目を集めまくり!(南京路で同じくストリートやってしまい、公安に呼び止められた失敗はありましたが)友人ができたら家に呼び日本料理を作って食べさせると大喜びです。特にカレーライスと生姜焼きは大人気でした。

HSKなどテストはたくさん受けた方が慣れという面ではいいと思います。でも現地で販売しているテキストは鵜呑みにしないこと。中国語は日夜進化します。テキストの中には出版20年前というのがあってもう既に使われない言葉がたくさんあるのです。ご注意を!

私の日々のスケジュールは、

6時起床、中国語放送を聞いて声を出して読む。(発音を気をつけること)

7時食事しながら新聞を読む。

8時~12時 学校の授業。

12時 図書館へ移動

12時半 昼食(食べながらテキストを読む)

13時~16時 図書館でディクテーションの猛特訓。

16時~18時 校庭でテレサ・テン大熱唱。(ここで友人ができると一緒に飯を食べる)

19時~21時 学校のテキスト復習と論文書き。

21時~23時 中国中央TV国際の(快楽漢語)を見る。

23時~23時半 日本にEメール

24時 就寝


これを半年やればネイティブになれます。(笑)あと家庭教師を雇っていたのでこちらも効果があったかな?

中国語は文法の間違いは殆んど指摘されません、が、発音の間違いはすごく指摘されます。発音の舌の位置がちょっと違うだけで全く違う意味になってしまいます。

日本人学生は、文法と語彙はほぼパーフェクトの点数を取るのですが(漢字文化だからのう)発音は非常に低い。逆に欧米の学生は語彙文法はからきしですが、発音はベターです。英語やフランス語の発音に近い言葉があるかもしれませんね。

発音がしっかりするとヒアリング力が上昇します。まずは声を出して読むことです。


こうして1年でHSK6級を取得しました。そしてその年に在上海企業に入社しました。

2年後は企業の通訳をやっていました。考えてみればほぼゼロからここまで来れたのも、アグレッシブな学習が功を奏したと思います。


中国の最近のポップスはいいですね!私は大好き!古い日本のメロディーに近いものがあります。今でも日本のカラオケでワンリーホーとか歌います。「改変自己」ガイビエンズージー!とかね。(笑)

五月天もいいですね。あ。これ台湾か!(笑)


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