インド滞在時に「詐欺被害に気をつけろ」との記述を読み、敢えて実際に試してみたら、素晴らしいドラマが展開された話 ~話せばわかる~
それを読んだ日本人はこの公園には来なくなるでしょう。
あなた達は本当にそんな事を望んでいるのですか?
私がインドに来たのは、『インドで旅行なんかしたら楽しいだろうな~』と期待したからです。逆に『インドって、危ない人が多くて、最悪だから行かないほうがいいよ』と多くの人から聞かされていたら来なかったと思います。
実際に自分は今のところ、インドでの滞在を楽しんでいます。
『インド人は嫌な人達だった!』みたいな思い出を持って帰りたくはないのです。」
ドラマチックな展開♪
自分の中では、実際に喧嘩になっても何でもいいと思っていた。
そういう気持ちがあったので、素直に自分の気持をぶつけることが出来たのだ。
こういう『覚悟』というのは非常に重要だ。
この重要性は後々にも強く実感させられることになる。
~関連記事~
『思考は現実化する』が本当かを突き詰めるため、仕事にも出ずに9年も真理探求をした結果、、、、『信じる力』が生まれ、神秘体験が繰り返されるようになった話 vol.9
そしてここから素晴らしい展開が始まったのだ!
自分の魂の叫びは、耳掻き師の応援に駆けつけていて大人たちの表情を変えた。
ざわざわとヒンズー語で話しだし(それまでは英語)、耳掻き師にこう言い出したのだ。
「爺さん、、まぁ、今回の件は20ルピーで良いじゃないか、、、」
耳掻き師の方はまだまだ納得がいかないという感じで、終にはこんなことを言い出した。
「良し、分かった。なら耳掻き代の20ドルをくれ。」
へ?20ドル?!20ルピーと言ったじゃないか!
おかしなことを言うな、このおじさんと思いながら、聞いた。
「20ルピーですよね。ドルではなく。」
それに対する返答がまた子供っぽい、、、
「いや、20ドルだ!両耳で20ドルの約束だった!」
と言い張りだしたのだ。
このおじさんには理屈というものは通用しないのは良くわかった。
しかし、ここでまた面白い展開に。
おじさんが自分を恫喝するために集めた仲間が、逆にお爺さんを制御し始めたのだ。
一緒に「そうだ!20ドルだ!」と捲し立てることも出来たはずだが、あまり良い気はしなかったのだろう。
こういうこと(詐欺)をするのには、それなりの背景があるのだと思う。
彼らは何も好き好んでやっているわけでは無いと思うのだ。
自分は彼らに良心を思い出させることが出来たようで、彼らはいつのまにやら自分の応援団に変わっていた^^
「爺さん、20ルピーだよ。俺らも聞いていたよ。なぁ、もう良いじゃないか。爺さんもこんなところで頑張っているよりも、他の人の耳掻きをしている方がずっと良いんじゃないか?」
仲間から口々に言われた耳掻き師は渋々と私から20ルピーを受け取ってくれた。
感想
彼の表情にはまだまだ不満が残っていたので、恐らくその後も耳掻き詐欺は続けていたと思う。
しかし、詐欺の協力者の心に変化が出てきていたとしたら、もしかしたら、その後にそれが耳掻き師にも伝播したかもしれない。
以上が、詐欺と知りながらも、背景も含めてその現状を知ってみたいと思った私の体験記だ。
こんな性格だから、実はこの耳掻き詐欺以前にもタイで宝石詐欺を敢えて試したりしていた^^
さぁ、皆さんは自分で試してみたくなったかな?(オススメはしません(^_^;))
自分としては、海外旅行の醍醐味は、こういう人との触れ合い、文化との触れ合いだと思う。
インドの常識、ニュージーランドの常識、日本の常識、、、どれも物凄く異なる。
それを知ることで、日本の常識のみが常識であるわけではないことに気づける。
常識なんていうものはあやふやであり、人々の捉え方自体でどうにもなることに気づける。
その時、心は非常に軽くなる。
・サービス残業当たり前
・プライベートはまず会社の仕事が終わってから
・お金がなければ生きてはいけない
こういう考えが狭いものであったことに気づくから^^
ちなみに、異文化に触れるというのは、ワザワザ海外に行かなくても国内でも体験できたりする^^
自分の場合、関東から関西に引っ越したことで素晴らしい気づきがもたらされた!
その時のお話はコチラ→ 失敗が『怖い』から『オイシイ』になっちゃった! ~価値観の変化~
このSTORYで伝えたいこと
■ 当事者になって初めて気づくことは多い
■ 本気で話せば、わかってくれる事がある!
■ 一般に嫌な経験とされることも、実は素晴らしい体験になり得る!(自分次第)
■ 普段と違う環境を経験するのは非常に有効だ!
著者の室田 泰文さんに人生相談を申込む
著者の室田 泰文さんにメッセージを送る
著者の方だけが読めます