ニューヨークから強制送還され、全財産3万円から年収1億円以上に成り上がった男の起業物語(前半)

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僕が宝クジに当ったとしか思えないだろう。

でも結果には必ず原因がある。

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最近、

多くの起業家に相談されることも多くなってきたので、

アメリカで一度ゼロから始める機会に

自分の起業物語を話していくことにする。


これから起業を目指す人にとっても、

経営者で売上を上げたいと悩む人にも、

勇気を与える内容になるだろう。

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金ナシ。コネなし。経験ナシ。の三重苦の中でスタート

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そのころの僕(2007年)は、

その当時、アメリカ留学から中退という形で帰国した、

社会経験も全くなく、これといった定収入もない25歳の若造だった。

英語の学習法のセミナーをたまに開催し、

何とか毎月食いつなぐというギリギリの状態だった。


一緒に大学に入っていた同期は

一流商社で出世し始めたり、

外資系金融会社などで

高給をとって人生を謳歌していた。


彼らに会うと自分の

負けを認めるようだったので、

できるだけ大学の同窓会などには

行かないようにしていた。


自分はとにかく何かやらなきゃという

不安と焦燥感から

次々と自己啓発セミナーや

ビジネス教材を買い漁っていた。


毎月のローン返済も数万円だったが

生活が苦しい自分の肩に

それが重くのしかかっていた。


東京に来た時の貯金残高はわずか3万円

返すあてのない借金の残高は100万円近くあった。


起業を決めたのは、2007年、

日本に帰国し、

家でネットサーフィンをするか

ご飯を食べると言った自堕落な生活をしていた時に

母親から、


「あんた、英語ができるくらいしか能がないんだから、

英語を使う会社にでも就職しなさい!」


ということを3週間くらい言われ続け、

散々学費を出してもらった身としては

後ろめたさを感じながらも、

やっぱり自分で起業したいという

淡い希望を抱いていた。

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両親との決別・・・そして、東京へ。

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両親と3時間にわたる話し合いの結果、

「アンタはいくら言っても人の言うこと

聞かないんだから。もう自分が好きなようにしなさい!」

と言われ、

思い切りがつき、


その日に、

東京に唯一いた過去に

セミナーで出逢った友人に電話して、

井口ですけど、前話していた居候の件、マジでお願いできませんか?
友人
いいけど、いつから?
明日です
友人
は!?何言っているの?
まあ、そこを何とか
友人
わかったよ、しょうがねえな…



その翌日には夜行バスに乗って上京していた。

その夜行バスの中で、


「今に見てろよ。絶対に成功してやる。

そうすれば親も友達にも俺のことを

認めてもらえるようになるはずだ。

そうだ、きっと女の子にもモテるようになるはず・・・」


とかなり居心地の悪い

バスの中でそう固く決意していた。

自分自身が何者かを世の中に示し、

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本当に自分らしく生きるには起業しかない。

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それまでは、

アメリカで学生をしていた事もあり、

まあいつかは起業するんだろうなあと漠然と考えていたが

特に本格的にビジネスを始めてはいなかった。


正直に言えば、

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格好つけて起業しても、

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失敗するのが物凄く怖かったから,

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なんとなくダラダラ生きていたというのが本音だ。

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ただ、何とかしなきゃという

思いばかりが先行し焦ってばかりだった。

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1/1000の成功法則

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決心を決め、翌日の朝、

東京に着いた私は、早速その日から起業の準備を始めた。


まず、居候させてもらう友人に東京駅で会い、

一緒に彼の家に帰る途中で話していた

友人
ところで、なんで東京きたの?
いや、前から言っていたセミナーを本格的に日本でやるんだよ。


という、起業するということを話すと、

友人
俺も実は個人事業主で起業しているけど、
実際そんなに起業って甘くないよ。
俺も色々セミナー行ってるけどさ。
起業しても成功するのなんて100人に1人くらいじゃないかな。
しかも、俺らが通っているような有名なセミナー講師になったり、本出して売れるのなんか、
1000人に1人くらいじゃない?まあボチボチ頑張ればいいよ。


そう言われた時、

僕は絶対に1/1000の確率で成功するだろうと確信した。


なぜならそんな過去1000人以上セミナーで

僕のような参加者に出会ってきたが、

一人も僕のように教える側に

真剣になりたいという人には会ったことがなかったからだ。


だったら、俺がその一人になれるはず。

今考えると全く根拠のない恐ろしいまだのプラス思考である。


今まで数万人の人を教えてきて思うことは、

もし、起業して成功したいという100人の人がいるとしたら、

そのうちの90人は成功しないだろう。


なぜならその90人は、

本を読むだけ、セミナーに参加するだけ、

ネットで調べるだけでゲームに参加しないからだ。

ゲームに参加しなければ、勝つことは不可能だ。

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成功するかはその後の話だ。

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つまりゲームに参加した時点であなたはトップ10%に入れるわけだ。

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しかし、そのプラス思考が返って

仇になるなど全くこの時は考えていなかった。

起業立ち上げ編に続く・・・・

井口 晃




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追伸2:写真は起業する直前の2006年12月末のものです。

   まだ本当に世間しらずな若造だった。

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