高音域難聴者として生きるということ

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小学5年だったか6年だったか、今はもう忘れてしまったがその辺りから聴力の低下が始まった。
それまでは何の問題もなく聞こえていたのに。
学校の健康診断で高音域に問題有りとのことで、病院で再検査。
そこでもやはり高音域に問題有りとのことで大学病院へ。
診断結果は"高音域が聞こえづらいみたいだね。多分遺伝性じゃないか"とのこと。
(当時、まだ子供だったのでお医者さんが話してくれたままのとおりに覚えている。病名?診断名?的な物は未だに自分もよく知らない。タイトルにある高音域難聴者という書き方も適切なのかわからない)
そもそもレアな症状の割りにはそこまで深刻なものでもないので研究も全然進んでおらず、治療で治るようなものでもないとのこと。
以後、半年に一回くらいはちゃんと検査をして経過を見ましょうと言われた。
それ以来時々検査したけどそれ以上聞こえが悪くなることはなかった。
で、実際のところこの症状を持った生活はどのようなものなのかというと、
・飲食店バイトで入店音・タイマー音・バーコード読み取り音などなどが聞こえない。
・道を歩いてても自転車が近づいてくるのがわからない。
・甲高い声の女性との意思疎通が無理ゲー
・外国語も聞き取れない
・そもそも日本語ですら文脈から汲んで推測しながら話すことも多々
・もう長いこと、蝉や鈴虫の声は耳鳴りでしか聞いていない
・携帯電話の緊急地震速報も聞こえない
・携帯電話のデフォルトで使われるような着信音も聞こえない
・洋画は字幕派。嫁さんは吹き替え派。優しい嫁さんは僕に合わせて字幕で一緒に見てくれる。洋画吹き替え・邦画・アニメにも字幕あったらいいのにな・・・
人と合う時はできるだけ補聴器を使うようにしているんだけど、補聴器使ってると物凄く疲れる。
しかも補聴器使ってても聞き取れないこととか結構ザラにある。
字幕がない映像コンテンツは補聴器使うより音量高めのヘッドホンで聞いたほうが聞き取りやすい。
みんなでテレビを見ている時に、急にみんなが笑い出しても、僕はさっぱり聞き取れてなくて、ふと寂しい気持ちになる。
それでも未だに電話嫌いとか対人恐怖症とかでもないので我ながら頑張っていると思う。
やっぱり、人と話すのは楽しいし好きだし。(ただ、何度も聞き返す場面があり、皆様方には日々ご迷惑をおかけしております・・・)
読んでよかった
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とても良いストーリーありがとうございます。今度、街で補聴器をつけている方を見かけたら、何もできないかもしれませんが、もし出来る事があれば自分の出来る範囲のことをしよう。という気持ちになりました。

このようなストーリーのシェアが社会に新たな気付きや変化を与えてくれるのだとおもいました。正直、僕は杉本さん程、相手の言っていることを聴いていないかもしれないと思いました。耳を傾けていないというか、心がないというか。 聴く心を学んだ重いです。 投稿ありがとうございました。

せっかく書いたのに消えた・・わたしの場合仕事量やらプレッシャーやらが半端ない怒涛の1ヶ月半を過ごした後、世界が回り始めいわゆるメニエール・シンドロームになりました。我が道を行く生活の時は特に困りませんでしたが、コミュニケーションが大切な仕事(普通はそうですよねW)に付くようになり少々不都合な状況という感じです。難聴者視覚障害者向けスマホアプリのアイデアがあるのですが、いつかお話できると良いなと思います。

貴重なストーリーをありがとうございました。

杉本 哲

スマホ向けアプリの開発、教育、コンサルティングをしてます。

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杉本 哲

スマホ向けアプリの開発、教育、コンサルティングをしてます。

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