留学のすゝめ

このストーリーがこれから留学をする人、留学を考えている人、迷っている人の決断の一助になればと思います。



留学を決めたのは大学二年生の夏。大学受験に失敗し、学校へもろくに行かず、学生生活の全てを中途半端に投げ出していた僕にとってはとてつもなく大きな決断でした。


2014年3月末、アメリカ合衆国ワシントン州ベルビューにて1年間の留学開始。


留学への思いが芽生えたのは高校時代にさかのぼります。元外交官であった英語の先生が、海外生活の話や体験談をよく話してくれました。僕は一瞬にして『海外で働く』ことに心を奪われたのです。それ以来、英語を話せるようになりたいだとか、海外旅行に行きたいという気持ちはぼんやりとしていたのですが、それが体現されることはありませんでした。しかし、ある日ふとしたことがきっかけでバイト先の先輩からIBPプログラム(International Business Professions)を教えてもらいました。 


先輩は事細かに留学経験を話してくれました。その中でも一番印象に残っている言葉があります。


留学は人生を変える。


当時、何事にも本気になれなくて充実した学生生活とはかけ離れていた僕は、その言葉を信じていました。そして、僕は大学を1年間休学するとともに、IBPプログラムに参加しました。このプログラムを選んだことにはいくつかの理由があります。


1. 現地企業でのインターンシップを約3ヶ月間経験出来ること。

2. 現地生と一緒に学部授業を受けられること。

3. 一年間という短過ぎず、長過ぎないプログラムであったこと。


以上が僕のIBPプログラム参加への経緯です。


僕が他の留学生と圧倒的に違うかったこと。

それは、留学当初僕は本当に英語が話せなかった。

恥ずかしながら、スターバックスでコーヒーすら頼めませんでした(笑)。もちろん、日常会話もままならない状態で、現地の大学にて授業を受けていました。ホストファミリーにも、僕があまりにも英語を話せないが故に、「こいつはすぐに帰ってしまうのではないか。」と思われていたそうです。正直に言って、言われたことの30パーセントぐらい理解出来ていれば良い方でした。でも、それが本当に悔しくてそれこそ死ぬ気で単語、文法を含め、英語を勉強し、練習しました。幸運なことに努力は実り、だんだんと英語が聞こえるようになり、夏休み頃には少しすらすらと英語が出てくるようになりました。


そんな、英語が話せなかった自分も、今となっては現地のコンサルティング会社で1人のメンバーとしてインターン真っ最中です。振り返ってみれば、自分は英語に本当に苦労してきたなと感じます。でも、そんな僕でも何とかなりました。とにかくTry&Errorを繰り返してきた結果だと思います。もちろん、たかが僕の稚拙な英語なんて完璧ではありません。しかしながら、外国人の友達もできたし、アメリカ中を一人で旅することもできたし、こうしてインターンシップもしている。僕にとってそれらは大きな大きな成長です。


(アメリカ横断時に使用した電車『Amtrack』)

留学を控えている人へ

アメリカでの留学を終えようとしている今、これから留学を控えている人に伝えたい。留学先がどこであろうと、あなたの精一杯を以てして様々なことに挑戦して欲しい。きっと失敗や挫折を味わうことだってあるでしょう、それらがまたあなたを何倍も強くします。


そして、下記の3つは是非とも留学前に身に付けてほしいものです。

英語

全くもってペラペラでなくても構いません、ただ基本的な英語能力は言うまでもなく重要です。とにもかくにも勉強してください、英語に触れてください。詰め込めるものは詰め込んで、単語や文法は留学前に出来る限り身に付けておいた方がいいです。留学のスタートを上手く切れるかどうかは、完全に英語能力によって左右されると思います。

度胸

英語はやはり多くの日本人にとって母国語ではない。そうすると、英語に対して自信がなくなり、劣等感や、不安が時として留学生を襲います。そんな時、それらをカバーするために必要なものが度胸だと思います。常に強気であなたを表現する。強い自信を持っていれば、あなたの可能性は何倍にも膨れ上がります。

モチベーション

留学は長いようで短い期間です。その期間中、常に高いモチベーションを維持できること、これは何よりの武器です。限られた時間の中で自分の設定した目標や目的を果たすために、常に全力で走り切ってください。時に落ち込んだときや、失敗した時には初心に帰ってみることも大事です。


留学を考えている、迷っている人に伝えたい。

時折、留学に否定的な意見や記事を見かけます。でも、僕は声を大きくして伝えたい。

留学は素晴らしい

今留学に行ける条件が揃っているなら、是非とも行って欲しい。行ってみないと何も分からない。あなたに世界の広さを体感して貰いたい。今まで出会ったことのない人々、文化、教育、言語、それら全部にどっぷりと浸かってほしい。きっと何か感じるものがあるはずです。その決断が、今後どんな風に還元されるかは誰にもわからない。ぜひ、あなたらしい留学をその手で作って欲しい。


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