豪華なお味噌汁の話

このエントリーをはてなブックマークに追加
両親が離婚して、父親の実家でじいちゃん・ばあちゃんと一緒に住むことになった小学3年生の僕。
晩御飯にお味噌汁が出てきた。たしかキャベツのお味噌汁だったと思う。
そのお味噌汁を見て、当時の僕が一言。
「うわぁ、お味噌汁だねぇ!豪華だねぇ!」
離婚前の家では、ほとんどお味噌汁が出なかった。もしかすると、多少料理が苦手な母親だったのかもしれない。そんな環境で育った僕だから、普通のキャベツのお味噌汁にすら、豪華さを感じてしまったのだと思う。
その一言を聞いた時のばあちゃんのぎこちない笑顔が、忘れられない。僕は何か間違ったことを言ったような気がしたけれど、お味噌汁を前にしてテンションが上がっていたので、ただニコニコ笑っていたように憶えている。
憶えていることは、それだけ。
キャベツしか入っていないけれど、豪華なお味噌汁のお話。
(ちなみに、母親は今どこに住んでいるのかも知らないし、実際に料理が苦手だったのかもわからない。けれど、少なくとも今の僕は母親のことを恨んでもいないし、母親という人がいたのだなぁ…と、ごく自然に納得している)
読んでよかった
このエントリーをはてなブックマークに追加
このストーリーをブログ等で紹介する

その時の感情や体調によって、食べ物の味はまったく変わるものだと思います。今までの人生において私がうまかった食べ物ベスト3に入るのが、小学校4年の時に文化祭の夜間練習の後に、むさぼるように食べた差し入れの梅干しおにぎりです。添えられているたくあん2切れまでうまく感じていたことを思い出します。

玉樹 真一郎

任天堂を退社して独立、青森県八戸市にUターン「わかる事務所」を設立。企画コンサルティング・アプリ開発・執筆などしてます。ハード・ソフト・サービスにこだわらない企画・開発の経験を生かして、地域と世界の役に立てたらなーって思ってます。

玉樹 真一郎さんが次に書こうと思っていること

|

玉樹 真一郎

任天堂を退社して独立、青森県八戸市にUターン「わかる事務所」を設立。企画コンサルティング・アプリ開発・執筆などしてます。ハード・ソフト・サービスにこだわらない企画・開発の経験を生かして、地域と世界の役に立てたらなーって思ってます。

玉樹 真一郎

任天堂を退社して独立、青森県八戸市にUターン「わかる事務所」を設立。企画コンサルティング・アプリ開発・執筆などしてます。ハード・ソフト・サービスにこだわらない企画・開発の経験を生かして、地域と世界の役に立てたらなーって思ってます。

玉樹 真一郎さんの他のストーリー

  • 豪華なお味噌汁の話

  • 玉樹 真一郎さんの読んでよかったストーリー

  • STORYS.JPの中心には、いつも人がいる。