新卒が不満そうに「朝の挨拶を元気よくする意味がわかりません」と言ってきたので、根性論ではない視点で説明をしてみました

「なぜ新卒は大きな声で挨拶をしなければいけないんですか?」


前職時代に預かっていた新卒が、「入社式で朝早く挨拶を元気よくしろ、と伝えらたのですが、別に生産的でもないと思うし、体育会系とかそこまで意味があるのかわかりません。。」と言いながら不満げな顔。


あまりにも不満そうだったので、当時彼にメッセージを贈りました

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まず一つだけ


「新卒は何もできないところからスタートする」ということを覚えておいてください。


「何もできない」状態とは、何も能力がまったくないと言っているわけではなく


誰かのために貢献できる【フィールドを持ってない】ということ


要は、クライアントを持っていないし、現場配属もされてない状態からスタートしてる、という事実をまず把握してください


貢献できるフィールドを持ってないということは【社会的に誰にも貢献できないポジション】からスタートしてるということ


大半の新卒の方がその事実を理解することなく、現場配属されるのをのんびり待ってるし、配属されても研修があるものだと思って、受け身で数ヶ月の貴重な時間を過ごしてしまう


それでは、若手は何をすべきか?


それは【今の自分で貢献できるフィールドを必死に見つけ出し、そこで最大限価値貢献し、少しずつ信頼を勝ち取り、少しずつもらえる仕事を増やしていくこと】


仕事を行うのは人と人である以上、信頼がベースです


「新卒が何もできない」という本当の意味は【そもそもクライアントを持たせてもらえてない上、クライアントを持たせてもらうためには、先輩や仲間から信頼を勝ち取らなければいけないのに、その信頼をとりにいくアプローチの重要性に気付かず、かつ全力でやりきろうともしてない】ということ


では、新卒は先輩たちから信頼を勝ち取るために何ができるのか?


もしかしたら、それは朝晩の挨拶やコピー取り、机拭きかもしれません。


まずはその信頼構造の事実を理解した上で、是非自分の今のできる貢献に目を向けてみてください


営業としてトップセールスとりたい気持ちは大事ですが、その前に人と人が仕事をするうえで自ら主体的にすべきこと、できることを社内で一つずつ見つけて、毎日必死に人と向き合ってみてください

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明日から新年度


新社会人になる方もいれば、部署が変わる方、転職する方など、環境が一新することが多い季節


今一度初心に返り、一つずつ小さなところから信頼を勝ち取れるよう、毎日を必死に生きていきたいと、咲きかけた桜を見て思いました。


一木直人(いちぎなおと)

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