400万円の借金先延ばしの失敗から学んだ、先延ばし克服法。不快なものから手をつけることで、収入アップ、返済が計画以上に、そして幸運体質に。

1 / 3 ページ

僕は今ガラクタ整理師として先延ばしせずガラクタを整理する方法をアドバイスしています。



これらは先延ばし克服をして整理をがんばっているある方の実践の様子。

今年の5月まで、10年間整理を先延ばしにしてきて、全く整理が出来なかった彼女も、この5月からスタートしすでに873個のガラクタを整理されました。

「10年先延ばししていたガラクタ整理がとても楽しくて朝早く目が覚める。こんな気持ちは40才を過ぎて生まれて初めて。整理が終わったらどんな日々が待っているのだろうとワクワクする。」

そんな風に今の感動をおっしゃっています。


10年間出来なかったことができて、その数もなんと873個。当初は1日5個を目標にとおっしゃっていた生徒さんは当初目標の5倍の整理を実践されています!


このように僕は今先延ばしせずガラクタ整理することを指導しているのですが、

なぜできているかというと、実は僕自身が先延ばしの失敗を経験したから、なんです。


今日はそのお話をしたいと思います。


ずばり、借金です。


2016年3月の時点で約400万円。今は順調に返済をしていますが、この3月までただそれを先延ばししていました。

先延ばししている時は気づきませんでした。自分が先延ばしをしているなんて。

400万円もあるのに、先延ばしだと気付かなかったの???

って思われるかもしれませんが、本当に先延ばしだとは思わなかったんです。


今は返せないから、将来余裕ができたら返す。

そうとしか思えなかったのです。

この思考パターンは今思えば先延ばしの典型の考え方なのですが、当時は全く気づきませんでした!




でも3月のある日に届いた奨学金の返済に関する書類がきっかけで僕は先延ばしに気付くのでした。

僕は大学と大学院で奨学金を借りていて、その返済がまだ終わっていません。

しかし、アメリカでの婚約者との別れでお金も失ったり、自営業で収入がそれほど多くなかったため、返済猶予を申請していました。ここ数年、ほとんど何も考えず、「将来収入が増えたら返そう」と思って、猶予をただ申請していただけでした。


しかし、年度末に今年度の返済に関する書類が来ました。


来た時点で嫌でした。


「また奨学金の返済か。今はまだ収入も少ないし、無理だし。嫌だなあ。」



嫌な気持ちはありましたが、何とか封を開け中身を確認。そして、またいつも通り返済猶予を申請しようと書類に記入し始めた時、ある文字に目が留まりました。


「全額猶予をするよりも、減額申請をして半額でも返済したほうが返済がスムースに進みます。」


といった言葉が書いてあったのでした。

それを読んだとき、どこかピンと来るものがありました。


「たしかにそうだな。ただ全額猶予していても、いつになったら収入が増えて返せれるのかわからない。ちょっとずつでも返しておいたほうがいいんじゃないか」


そう思ったのでした。

自問自答がはじまりました。


「毎月の規定額全額返せなくても、半額の月○○円なら返せれるんじゃないか。」


「いやいや、でも今はまだ収入も安定しないし、そのお金を本当に生み出せるの?」


「いや、でもやっぱりちょっとでも返していかないと、将来もっとしんどくなるんじゃないの?」


そんな自問自答をしながら、でも自分のどこかで、「これってただの先延ばしじゃない。やっぱりやらなくちゃ!」

と気持ちが固まり、減額での返済を申請したのでした。


「じゃあ、この返済を可能にするには、月どのくらいお金をうみださなければいけないんだろう?」

そう思ってその額を考え始めると、今度は、まだ他にもあったいろんな借金を思い出し、奨学金とそれらの借りているお金の全額をまずまとめてみようとエクセルにまとめてみました。


すると、総額400万円弱。


本当に情けない話、僕は借金の全額も把握していませんでした。


奨学金の返済しなければいけないお金があることは知っていましたし、アメリカで生活をしていたころ、また、日本に帰国して生活を始めるときに友人から借金をしていたのも分かっていました。また返済を待ってもらっているこまごまとしたものもあったのもわかってしました。

しかし、その全体額をずっと把握せずに、放置していたのでした。


友人たちもすぐに返済しなくても、全額準備できたら返済してね、と言っていただけだったので締め切りもありませんでした。

奨学金の返済も最大10年間猶予が出来るので、まだ猶予期間は長く残っていたので、まだ大丈夫とただ思って、金額も計算していませんでした。


それが400万円弱。自分が思っていたよりも大きな額で驚きました。


しかし、とにかくちょっとでも返さないと何も始まらないぞ、と思い、

エクセルに全体額を元に何年間で返済するか計画をまとめ、月々の返済金額を決めました。

その月々の返済金額をみた時に、


「本当にできるかな?」


という気持ちが生まれましたが、


「でも、これを目指すことに意味がある。できるかできないかじゃなくて、まず目標にして努力してみよう。」


と僕の借金返済は本格的にスタートしたのでした。



それまではただ先延ばしをしていただけでした。

どんな気持ちだったかというと、

「まだ収入が低いから返せない。お金の余裕ができたら返そう」

と、いい時期が来たら返そうと思っていました。

そして、

「今は収入が厳しいけど、いつか増える時が来るのを祈ろう。神様も助けてくれるかもしれない。」

と思っていました。


しかし、神様は全く助けてくれず、ただそのまま借金は残り、数年あっという間にたっていたのでした。

収入の余裕のある月は少しずつ借金に回しましたが、それも微々たる額。

数年間ほとんど返済が進まないまま時間がたっただけでした。


また、

「収入もまだ安定していなくて、家賃を支払うのも難しいことすらあるのに、さらに借金のことまで考えるなんて出来ない。考えたら頭痛になる。ストレスで借金地獄だ。」

そう思って、とにかく借金のことは考えないようにしました。

考えるとただ気持ちが落ち込むだけだったのです。



しかし、先ほどの奨学金返済の手紙にあった言葉をきっかけに、やるぞ!とようやく向き合えた僕。

全体額を把握し、計画を作り、とにかく自分が出来そうと思える返済額を設定して返すことにしました。


それをまとめ、実際に行動を起こし始めました。

仕事のブラッシュアップ、新規講座の企画。

それまでやっていた英語教室がなあなあになっていた部分もあったので、もっと生徒さんの成果にコミットする指導方法に変えました。

新しくどんな事業が出来るか考え、企画をまとめていきました。


やりながら、ふと、先延ばしについてインターネットを検索したところ、忘れられない言葉に出合いました。


「Eat that frog. あのかえるを食べろ」

著者の竹内 清文さんに人生相談を申込む

著者の竹内 清文さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。