神ひろしの0からの出発・第七十二話『バレエは、百害あって一利なし』❗️「アイソレーションと連動」の使い分け

ジャズならジャズ、バレエならバレエと、一つのカテゴリーでどんなジャンルでも踊れると思ってる勘違いダンサーが多いのは驚きです。

神ひろしのコンテンポラリーダンス「ニジンスキー」


まず、最低限知っておきたいのは、『アイソレーションと連動』です。

神ひろし(右)のベリーダンス「ロミオとジュリエット」

(ロミオ:神ひろし/ジュリエット:矢口美香)


 バレエは、身体の軸を作って踊る『パ(型)』が長い歴史で完成されてるので、乱暴な言い方ですが、アイソレーションや連動と言う考え方はありません。

ですから、バレエダンサーがジャズやヒップホップを踊ると目が当てられない恥ずかしいダンスになります。

更に残念な事に、バレエダンサーは、バレエ意外に興味がなく、かつ、バレエが高級なダンスと思っているスノッブが多いので、そこがネックになり、他のジャンルは踊れてないのにも関わらず、井の中の蛙で、踊れてると思ってるとこがアホらしい限りで、バレエ界と言う狭い範囲の発展を更に狭めています。

では、『アイソレーション』とは何か?

アイソレーション(Isolation)とは、分離、独立などの意味です。


ダンスにおいては、体の各部分をパーツパーツで動かすトレーニング。


人間の通常の動作は、身体のひとつの部分だけを動かしているつもりでも、身体のほかの部分がつられて動いてしまいます。

これを「連動」と言います。


「連動」させないで、顔、首、肩、腕、手、指、胸、腰、足、さまざまな部分の切り離して動かす事で、身体を自由自在に動かせるようになります。


「ジャズダンス」や「ベリーダンス」ではパーツパーツを動かせる訓練が必須で、『アイソレーション』を学ぶ必要があります。

神ひろしのジャズダンス

逆に、「ヒップホップ」や「ディスコダンス」は、より自然体で踊られるため、「連動」が必要です。

その為、「ジャズ」や「ベリー」の訓練と、アップとダウンのリズム訓練がメインの「ディスコダンス」や

「ヒップホップ」は、基本、身体の使い方が違うので、使い分けが必要です。

神ひろしのヒップホップ

日本ではその両方を使い分けられるダンサーが少なく、実のところ、ダンスを深めるには、その両方の大きな違いをマスターする事がダンスを楽しむ事でも、表現する事でも大切になります。


最後になりますが、軸をつくると言う意味ではバレエも必須です。


『型に縛られたバレエ』は、百害あって一利なしと言いましたが、あらゆるダンスの基本として、型にとらわれてるバレエは知っておくと便利です。

が、バレエダンサーを目指すのでない限り、バレエ一筋はお勧めしません。

なぜなら、無理矢理、外股に開脚させるのですから、身体に良いはずはありません。


論より証拠❗️

バレエとは限りませんが、背骨やビザを悪くしていないダンサーはまずいません。

いたら、それは身体を使ってない証拠です。


もっとも、これは毎日稽古しているダンサーに言える事で、週1回や2回のカルチャースクールでの稽古は、気晴らしにはなるでしょうが、身体の故障にまで至る事はないので、何の心配もありませんが。

お遊びでやるか、本気でやるか?❗️の

 選択は自分自身です。


遅すぎると言う事はありません。


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