親が子供に干渉して何が悪い

「子離れしてください」

「子供の意思を尊重してください」

なにやらこういった言葉に絶対的な正義があるかのような風潮があるが、本来、親は子供に構ってお節介を焼き、子どもがいくつになっても母親から見れば子供であるはずだ。
それを過保護といえば過保護かもしれないが。。。。。。

子どもの意思を尊重できる部分は実は非常に限られている。
躾の部分で親は子供の意思を優先していいのだろうか
マナーの部分で親は子供の意思を優先していいのだろうか
善悪の区別の部分で親は子供の意思を優先していいのだろうか

将来の進路ひとつでも、親が子どもの意思を100%尊重するのは難しい。
子育てをしたこともないような若い教員が、保護者に対して「子どもの意思を・・・」などと型通りの発言をしているのを聞くと、この教員はなにも分かってないなあとしみじみ思う。

それは親には子に対する決定的な愛情がある。
それは教員が生徒に持つものとは比較にならないほど、けた違いに深く大きい。
極論を言えば、親は子のために死ねるのである。

昨今は、大学入試に親が一緒に行く場合だってだってある。
確かに、18歳にもなってとも一般論としては思うが、ついていく親だってそんなことは百も承知している。
承知の上でついていくのだ。
その愛情の表現は様々であり、比較的放任も愛情であり、過保護だって愛情である。

その結果のわずかなレアケースをあげて、子どもの意思を尊重しすぎるような風潮が強過ぎるような気がしてならない。

仮に昔と比較しても、昔の方がよっぽど躾などに厳しかった。子供の意思などはなかった。
すでにとっくの昔に、子どもの意思は以前よりずっと尊重されている。

むしろ、これから必要なのは、親がしっかりと信念を持って子どもの教育、躾に責任をもって十分に「干渉」することである。
学習は学校に任せても良い(それすら学習を学校などに任せられない気持ちもよくわかる)。

しかし、それ以外は自信をもって親の意思で子育てをしていただきたいものだ。
いうまでもないことだが、育児放棄や、親自体にマターが欠けているといったことは論外であるのはいうまでもない。



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