あなたは性善説派ですか?それとも性悪説派ですか?


50になってわかった、性善説が正しいこと


性善説、性悪説というと堅い話になってしまうため、もっと柔らかく話が出来ればと思います。


私は以前まで圧倒的に「性悪説派」でした。日ごろ起こる血なまぐさい報道を見るたびに「人間の本心は悪でいっぱい」と思っていたものでした。

例えば戦争、あの戦場の地で人を見境なく殺す、あの心理は極めて異常です。昔学校の歴史の先生がこう言いました。

「人間の歴史はね、血と血を流し合うのが本質だよ。基本的に人間はね、猛獣と同じ相手を殺して家族の栄華を保ってきたのだよ。」と。

私はずっとこのことを信じてきました。人間はサバンナにいるライオンと同じ、弱い者を殺して食べ命をつないでいるのだと。

しかしそんな自分の考えを覆す人に出会いました。


斎藤一人さんです。(ウィキで調べてください!)



彼の講演テープを聞くたびにどうも学校の先生のはなしした事は間違いだな、と思うようになったのです。

彼の主張はこうなのです。

「僕たち人間はみな神の子です。我々が地球で生まれるというのは必ず何らかの使命を持つて宇宙から出発しているのです。みな神様に(地球で生まれたらみなに優しく、一生懸命尽くす)と約束して生を生まれてくるのです。ですから出発は皆同じ普通の人なのです」


なんかこれも胡散臭い。第一神やら宇宙など信じられるはずもない。我々は人間という動物なのだ。


またこんなこともおっしゃっています。


「人間はね、神様に(必ず地球で魂を鍛えます)と約束して地球に来るんだよ。だから良い魂を鍛える人には(幸運)が付いてくる、反対に悪い魂を育てた人には(悪霊)が付くのです」

なんだか宗教談話になってしまいましたが、簡単に言えばこうなのです。

人のために一生懸命つくし善い行いをして、毎日を「元気です。感謝しています。ありがとう」というと、とてつもないラッキーが転がり込んでくる。反対に「畜生、許せない、ばかやろう」というマイナスの行いをしていると、犬の霊がついてまわる、ということなのです。


犬の霊というと「あんなかわいい動物を霊扱いして許せん!」という方もいらっしゃるでしょうが、犬でなくてもいい、猫でもたぬきでも狐でも良い、要するに動物の悪い霊がそうしたマイナスエネルギーを振りまく人にくっつく、ということなのです。


皆さんも過去体験しているでしょう。何か悪いことがあると人のせいにしますよね?「あいつがあんな事を言うから自分までひどい目に遭ってしまった。そうすると立て続けに悪いことがおきます。まるで悪い霊に取りつかれたように。


私の例を挙げます。7年前リーマンショックで仕事を失いました。その1ヶ月後に父親がガンで亡くなりました。私の心境はとても最悪で、すべてを恨んだのです。「あいつが悪い、会社が悪い」と。そこで断ち切れば良かったのですが今度はフィアンセを恨んだのです。そうしたらすぐに逃げられました。私は取りつかれたように世界を恨む、ブッシュを恨む、民主党を恨む(当時民主党政権)、ひたすら周囲を恨み続け、後にブラック企業に入社するとそこの会社を恨み、ヤクザに絡まられ、変な病気になり、何もかも最悪でした。そこに3.11の大津波が来て仙台の実家が流されたのです。私は涙を流し、自分の今までの行いの悪さは自分自身にある。だから実家の家族と猫を助けて欲しい、そう願ったらその翌日母が助かったという連絡が来たのです。不思議なことでした。それ以降改心してみんなのために尽くそう、そう考え行動すると今までの自分にとって目の上のたんこぶだった悪友たちが去り、良い友が現れ出しました。それからいきなり良い運が向き始めたのでした。


つまるところ、人生は全て自分がキャプテンであり舵取りをするのも自分自身だと。そのためにも自分の良い魂を鍛え、悪きを排除する、これに目覚めたのです。

「良い魂には健全な肉体が宿り、悪い魂には悪霊が取り付く」と。

だから僕は「性善説派」なのです。

言霊の存在


言霊ってわかりますか?

言霊(ことだま)とは、一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと。(ウィキ参照)です。日本古来から信じられた現象で、言葉に霊が宿りよい言葉(天国言葉)を発するとよいことが起き、悪い言葉を吐くと悪いことが起きるといわれています。天国言葉とはちなみに「感謝します、愛します、ありがとう、許します」などの言葉をいい、その逆は「うらんでやる、のろってやる、畜生、殺してやる」という悪い言葉です。


ある人が実験をしました。生卵を皿の上で割り、それぞれ別の部屋に置き、一方の皿の卵に「愛してます、感謝しています」という天国言葉を言い続け、別の皿の卵には「こん畜生、馬鹿やろう、ふざけやがって」という言葉を言い続けたのです。それを3日間別々の部屋で言い続けました。

さてどうなったのでしょうか?

なんと、天国言葉を吐いた皿の卵は微動だにせず、一方で悪い言葉を吐いた卵は割れてしまったのです!

それだけではありません。数日経つと割れた方の卵は腐り始め、悪臭を放ち始めたのに対し、天国言葉の方は悪臭はしないどころか、少しいいにおいが漂い始めたのです!!同じ環境下でこのような実験の結果が現れたのです。


女優川島なおみさんがみかんを使って同じ実験をしたらしいですが、その際も悪い言葉を吐いたみかんを冷蔵庫に入れ、天国言葉を発したみかんと比較した時も、前者が速く腐り始めたとの話が残っています。


斉藤一人さんは言います。これを人間に例えると、天国言葉を常に発している人の血液はさらさらしていて、悪い言葉を常に吐いている(畜生とかばかやろうなど)人の血液は汚れているらしいです。


科学的な証明はどうであれ、天国言葉を言う人は何らかの効果があるみたいです。(というか、このような人はすごく自分を可愛がり、色んな点で気遣いしているからかもしれません)

私は今話題の「加齢臭対策」について思いました。もしかするとあの加齢臭というのは、言霊の影響があるのかもしれません。何故なら、電車でも「ありがとうね」というご老人の体臭はすがすがしくて、荒い「てめえ口調」の老人の体臭はとても臭く感じることがありますので。


悪い人には近づくな

これから少し自分の話をします。50年間生きてきて気がついたことですが、人間にはそれぞれ色んなグループの人たちがいて、自分はそれらを選ぶことが出来ます。自分がどんな選択をするかは自分次第です。

「類は友を呼ぶ」というとおり、自分が良い人間なら自分が良いグループへと導かれるに対し、悪いグループに導かれる人もいます。ここで「良い」「悪い」という定義を限定してしまうと「そんな決め方できるはずもないだろう」という方もいらっしゃいますので、自分の体験をお話します。

社会人になり、会社に入ると自ずから会社の付き合いが発生します。個人事業者でなければ基本上司や人間関係を選ぶことが出来ないので、自ら所属する会社の付き合いに翻弄されることになります。

私は比較的良い会社を選んで入社したつもりなのですが、数社「ブラック企業」と称される会社に属した経験がありました。ここの特徴なのですが、基本的に同じ会社で働いていた人たちはとても善良な方ばかりでした。個人的に良い付き合いが出来、とても親しく接することが出来ました。

しかしここはさすがにブラック企業、常に独特なムードをかもし出していました。そこの問題点は一体どこにあったのか、自分なりに感じたのはやはりトップとそれに追従する上司にあったと今でも思います。ブラックな会社はそのブラック性をトップが生み出していたのです。

悪い上司だと、部下への言動、行動、指示共に常識を逸脱していて、場合によっては犯罪に結びつくこともありました。これに従う部下たちは仕方がなく上の考えについていくしかありません。

巷で「ブラック企業論」を描いている人たちは、そのような組織からすぐに逃げ出す事が一番であると唱える人たちがいますが私もそれに賛成しています。中には「変に辞めると履歴書に傷がつく」と心配される人もいますが、精神衛生上よくないですし、そのような会社に居つく特段の理由(借財など)がなければ逃げ出す事が一番でしょう。人生はいつでもやり直しが出来ますから。


怖いのはそのような組織の風土や考え方に染まり自分自身のコントロールが効かなくなってしまうことです。ブラック企業の世界に安住を求める人たちは別ですが、そのような組織に違和感を覚えるなら即座に逃げ出すことです。


周囲に変な人がいた場合、私はそういう人たちとの接触を避けるようにしています。例えばやたら無謀な投機話に熱中するとか、ギャンブル・性の事に夢中になるとか、果て待て犯罪すれすれの行為に進むなど、常人の考えではついていけないような人たちです。常人のフリををしていても、やたら癇癪を起こす人や弱いものいじめをする人など、このような人たちとは接触を避けるようにしています。

暴力を起こす人とは、私が思うに「悪魔に取りつかれた人」だと思います。先にお話したとおり、「犬の霊が宿ったような人」のことを言います。本人は決して悪人ではないのに、周囲の行動言動に惑わされ、自分の不摂生や間違った観念のために「善玉が悪玉に凌駕された人」なのです。こういう人たちは先ず自分が変わらなければ悪い悪玉意識を追い払うことが出来ません。但し原点は善良な人たと思います。そうした人たちの赤ん坊時の写真を見れば、恐らく悪を感じる顔つきではないと信じることが出来ますから。


人に暴力を与えるような人は、きっと自分に2丁のピストルが装備されていると考えてください。一丁を相手に向け発射すれば、もう一丁は自分の胸を射撃していることになります。


ですから、このような人たち又はグループには近寄らぬことが一番だと思います。自分のみを守る為にも是非。


良い波動を伝える


私は斉藤一人さんに出会ってから毎日日課にしていることがあります。それは日々ある学校に教務の仕事として通勤していますがそこで使うバスに乗る際のことです。まずバスが停留所に来ると一例をして大きな声で「おはようございます」といいます。そして下りる際には「どうもありがとうございました」と礼をして運転手さんに言うのです。暫く日本人が忘れていた「礼に始まり礼に終わる」という習慣を続けています。この習慣、実はどこで学んだかといいますと、なんと中国上海のバスの中で学んだのです。中国というと道端に物は勝手に捨てる、大声で叫び喧嘩をするというイメージをお持ちの方も多いですが、私は4年上海に住んで、中国人の礼儀の正しさについて感服したことが何度もあります。それは、運転手に対する敬意の念を示すこと。「おはようございます」「ありがとうございます」というあいさつから始まり、他の乗客へ席を譲る精神などが良く私の目に入ってきました。

日本に戻り、東京山手線の中で若者たちが優先シートにべったり座り、目の前で老人や妊婦が立たされているという光景を眼のあたりにして私は驚き、同時に許せなくなったものです。日本人の道徳観念はどこへ行ってしまったのでしょうか?

最近ではユーチューブに優先席を巡って老人と若者が口げんかをしている風景をアップした画像がありましたが、少し恐ろしくなったものです。何を恐ろしく感じたといいますと、老人と若者という点で両者が争っている点にです。「私は老人だ。席を譲れ。」と老人がいうと「お前にそんな権利があるのかよ?俺が先に座った席だよ。」と若者が叫んでいます。

皆さんはどうお感じになりましたか?

私はお互いのやり取りを聞いていて、すごく悪い波動を発し合っていることに気がつきました。傍目で見れば圧倒的に若者が悪く見えますが、若者も体のどこしかが悪いかもしれない。しかしその老人は自分が老人である以上相手をどけてまで座る権利があると主張しているよう。例えば人気のラーメン店で長い列が出来ていたとします。突然外部から人が割り込んであなたの前に立ったとしてみましょう。あなたは必ず怒るでしょうね。あなたはいいます。「お前後ろに並べ。」すると相手が反論します。「俺はこの店の常連だ。毎日来て店を儲けさせているのだから割り込むのも当然だろう。」そんなやり取りに少し近くないですか?

この件だけではなく、電車の駅で何度も喧嘩を見続けてきました。喧嘩が収束せず電車が40分間遅れたこともあります。何も朝の通勤時に喧嘩をしなくても良いだろうと思いませんか?私はいつも思います。相手に対しよい波動を与え続けたならこうしたいざこざなど起きることはないだろうと。


先ほど言霊の話をしたと思います。言霊で発することでよい波動を周囲に伝えることが出来ます。それも「元気な波動」を周囲に与えてみてください。必ずや周囲の関係が変わるし、その恩恵は必ず自分に返ってきます。最近こうした元気な波動を発する人たちが少なくなり、逆に切れてマイナスの波動を出す一般人が増えてきたように思います。


マイナスの波動を出す人からは離れるようにしてください。自分の体精神に色んな悪い波動がついて離れられなくなります。そしてその悪い波動は伝染病のように善良な人たちの体精神を蝕んできます。電車の中で重い風邪にかかった人と隣り合わせになることがあるでしょう。あれと同じで悪い波動も病原菌のようなもので伝染する危険性を持っているのです。


間違っても、「相手を直してやる」と思い説教することはやめてください。昔電車のホームで喫煙した男性を注意しようと説教した男性がナイフで刺されて死亡した事件がありました。相手は悪霊にとりつかれたもはや常人ではない人です。説教しても単に自己満足で終わるどころか、却って危険な目に遭遇する可能性があるのです。無理に相手をどうこうするより、ここはプロ(駅員、警察)に任せる方が良いでしょう。


最後に

やはり私は性善説派です。(笑)

人間が全て神の子である以上、悪い人は1人も創造されなかったはずです。しかしながら人間社会というのは多種多様な国籍、民族、宗教、地域性などで区切られています。どうしても偏った思想が蔓延ればあとで後悔するようなことが現実に起きてしまいます。

しかし自分が、らしく、生き続ければきっと天からの報酬も得られ、同時に自分自身が宇宙の彼方まで繋がることが出来ましょう。私は宗教家ではないので詳しいその関係の概念等は述べられませんが、自分の出来る範囲で一生懸命皆の為に生き続けることが出来ると信じています。


我々はサバンナにいる動物ではない。人間という存在なのだ。


我々の行動、言動はしかるべき人に常に見られている、ということを信じてやみません。



















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