美容整形したら頭痛がなくなった!~現代版「風が吹けば桶屋が儲かる」?

まずはきっかけだよ

33歳のとある日、ちょうど1時間くらい時間が空いてしまいました。

ふと見ると漫画喫茶、そして女性は60分100円と書いてある。久しく漫画喫茶行ってないなーと思って入りました(このころはまだパソコンもスマホも持ち歩いていなかった)。
急だったので何の漫画が読みかけだったかも忘れており、大した時間もなかったのでたまにはと入口近くにある20代前半女子が読む分厚い女性ファッション誌を数冊手に取りました。

そしてぱらっとめくった広告欄。

「二重瞼整形1万円!」

ええええ!すごい価格破壊!

中学生のころ、いつも行く眼科で逆さまつげをどうにかしたいと言ったら、「保険適用でも10万円よ」と言われました。20年で1/30の価格になっていました。

私はハードコンタクトレンズを愛用しており、ちょっと目をこすった時にまつ毛が目の中で抜けたりしていて痛かったのです。

帰宅後、二重手術をしている病院をリサーチ。さすがに1万円は安すぎだろう。。。と思ってあちこち見ていたら、人気そうな形成外科を発見。ホームページを見ると両目で3万円。場合によっては保険適用も可能、カウンセリングだけで帰ってもOKと書いてある。

いきなり手術も怖いので、善は急げとさっさとカウンセリング予約を入れました。

病院でカウンセリングを受けてあらびっくり

 これがまた愛想のない先生でねぇ。。。

「逆さまつげついでに二重になったら目が大きくなるかなーとか思いまして」(えへ)とか言ってんのに無反応なんですよ、かなしみ。

なのに言われた衝撃の一言が、「逆さまつげもなんだけど、あなたそもそも瞼で目を開けていないことわかってますか?

言ってることが意味わからない。ちゃんと目開けてるし、瞼以外でどう目を開け閉めすると言うのだ。

さらに「瞼だけで目を開け閉めしてみてください」と。

よくわからないけど、目をパチパチしました。

すると「だから瞼だけ!」と言って熱を測るような感じでおでこに手を当てられました。

開かない!

自分の膝小僧あたりがかすかに見えるくらいで全然開かない!!!

何かと思ったら、私は瞼の筋力ではなく、近接しているおでこの筋力で瞼を引っ張って開けていて、全然瞼に筋力がなかったんです。

33年も人様と違う目の開け方していたなんて!

愛想がない先生は続けて、「二重にするとこう目が開きます」と言って二重の形を先が滑らかに湾曲しているピンセットみたいなもので作ってくれました。

それはそれは本当に楽で世界が輝きました。今まで頭の上に漬物石が乗っていたんじゃないかと思うくらい頭が軽い。

続けて先生は「頭痛も治ると思いますよ」と。

はっっっっ!!!よくご存知で!!!

毎日夕方くらいになるとこめかみあたりが痛くていつもマッサージしていました。
この頭痛はもう頭痛外来でも行こうかと思っていたので衝撃でした。

逆さまつげと眼瞼下垂と美容整形の二重は同じ手術です。糸でつって二重にすることで筋力の補助になるし、まつ毛の毛穴の向きを変えることにもなるんです。大体あなた、このままだとおでこがしわだらけになるよ」

それはイヤですー。

「(逆さまつげだから)奥二重でいいなら保険適用なので1万円ちょっと。二重の幅を広くしたかったら保険がきかないので3万円。」

二重の幅で保険が使えるのか、症状のあるなしじゃないかと若干引っかかりはしました。

「手術は明日ならキャンセルがあったからすぐできるけど、そのあと空いてるのは1か月後ね」

母からも即手術を推奨される

自宅に持ち帰ったわたくしは一応母にこの衝撃を伝える。

とはいえ、美容整形と変わらないからな…と思っていたのですが、「目が大きくなっていいじゃない♪」とあっさりOK。親として気にしていたらしい。

と言うことで翌日予約。

当日は化粧・コンタクトはダメです。翌日から化粧もコンタクトもお風呂もOK。

まずは手術前に公にするためではなく、資料的な感じで写真を撮ります。

瞼の裏に麻酔注射。イタイ。

そこからは目を閉じても強い光の下、先生が瞼を縫う感触やパワーは感じます。

瞼がすぐに腫れてしまうので、どれくらいの幅の出来上がりになるかは先生のパワーのさじ加減。この経験値が人気を分ける模様です。

ものの15分くらいで終了しまして、おとなしく帰りました。

訓練の時、そして挫折、からのボトックス

先生から「寝る前におでこに手を当てておでこの筋肉を使わないようにして、瞼の筋トレしてください」と言われていたのでせっせとパチパチしていたのですが、33年の習慣はなかなか取れませんでした。

手術後に、どうしても癖が抜けなかったらボトックス注射をおでこに打ちましょう、と言われていました。ボトックス注射は主にはしわ伸ばしで使われ、筋肉が動かなくなります。これはよっぽどかなぁと思っていました。

手術から4か月後、母が「最近瞼が開けにくくなってきた、あなたうまくいってるからその病院で私も手術したい」とのことで同行することになったので、ついでにボトックス注射も打ちました。

おでこというお肉がないところに10数か所ちくちく注射されるのが、痛くて痛くて涙が出ました。。。4か月くらいキープすると言われたので、その間に絶対に瞼で開け閉めする癖をつけようと心の底から思いました。

1年後、変化はあったのかな?

ボトックスのおかげで瞼で開け閉めする癖がつき、快適な生活を送っていました。

しかし、こんな狭い場所ではあるのですが今まで動かしていなかったところが毎日瞬きをしていたらなんと瞼の脂肪が取れ、しわだらけになり、瞼の皮が余ってうっとうしくなってきたのでお直しをしました。出来る限り開け閉めに支障がないように引っ張り上げてもらったのです。

この時、周りからは「1回始めると手直しがずっと必要になるよー」と言われたのですが、その後現在に至るまでお直しの必要性は感じていないです。

術後の大きな変化の1つとしては、姿勢が変わりました。
今までは無意識に瞼を開けるとおでこが疲れる、頭が痛くなるという流れだったようで、自然とうつむいてトボトボと歩いていて、姿勢を注意されていたのですが、どうにも直せなかったのです。

前を見て歩くようになって、骨盤ではなく前腿で体を支えている姿勢は直ったようで前腿の筋肉はなくなりました。猫背は直りませんでしたが、正しい姿勢をとることがつらいとは思わなくなりました。

そしてここまでの写真、どれも手術前です。

これは術後です。もう1つの変化は眉毛のあたりの筋肉が取れました(特に右眉)。おでこを一生懸命あげている印象もなくなりました。ただ”困った眉”に拍車がかかってしまったのでお化粧で気をつけています^^;

アフタートーク

二重にしてから8年ほどたちますが、昔から知っている友人で私が二重にしたことに気付いた男性が2名います。

そのうちの1人もやはり頭痛に悩まされている人で、忘年会の席でいい病院ない?と話題にあがったので上記の話しをしました。何が頭痛の原因かわからんもんだねぇ、と。

そのあとのお正月に彼が実家に帰ったらご両親からそういえば赤子の時に落っことして鼻を強打したことがある、耳鼻科も受けてみては?と話題になったそうです。

それで耳鼻科に行ったら鼻の奥がつぶれていてそれが原因で頭痛が起きていたんだそうです。術後、今までの鼻通りとは違う世の中の臭いにびっくりしたそうです。こんなに世の中は匂いがあるのかと。

(それまで匂いがわからないのは鼻炎のせいだと思っていたそうです)


鼻にせよ、目にせよ、細かい人間の体の使い方なんて誰かから教わるわけではないので、なにごとも好奇心が大事!たとえ世間的な第一印象が悪くてもね。

と言うことでお話しを〆たいと思います。


追伸。
このストーリーを読んだ人から長期間ハードコンタクトレンズ使っているからだよ!と言われました。
小学生のメガネのころから姿勢の悪さは指摘されていたので、どこからかは不明ですが、ハードコンタクトは20年ちょっと使っているので見直すべきかもしれませんね。

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