自己暗示でタバコをやめた話

有名な掲示板の禁煙スレにこんな投稿があった。

>聞いた話だけど20本ぐらい連続で

>吸って本気で思いっきりゲロ吐くと

>体が拒絶するらしい


 思い起こせば私もそうだったと思う。確かに体は拒絶する。一時的には…。

そう、体が拒絶してもそれは一時的なものだ。しばらくすると体どころか心がタバコを求めてくる。

「タバコを吸いたい!」と心が求めてくるのだから、結局、タバコはやめることができない。

なぜなら、人間は意識的に「我慢」し続けることができない。「タバコを吸いたいのに吸えない状態」に喫煙者は耐えられないからだ。


 では、いったいどうすればタバコをやめることができるのだろうか?

実は答えは簡単で「タバコをキライになる」ことで「我慢」することなくやめることができる。

そのために私は「タバコをキライになる」自己暗示をやってみた。


 私の場合、ゲロを吐くまで行かないにしても、嫌になるまで連続でタバコを吸いながら

タバコスキな私
私はタバコが本当に好きで吸っているのだろうか?

と問い続けました。


問い続けながらタバコを連続で吸い続けると気持ちが悪くなってきます。すると

タバコスキ?な私
私は本当はタバコがキライなんじゃないか?

という思いが自然と湧き上がってきました。

実はココまで来ると禁煙成功まであと少しです。


 人間、誰でもキライなことは我慢せずとも自然とヤメます。あとは

タバコキライ?な私
こんなに気持ち悪いなんて私は本当はタバコがキライなんじゃないか?

と、タバコのせいで気持ちの悪い状態になっていることをじっくり味わうように何度も頭の中で繰り返します。これがタバコが嫌いになるための自己暗示です。連続の喫煙と自問自答を繰り返しているうちに、心も体も

タバコキライな私
うっぷぷっ、もう吐きそう。タバコはキライだ!

と心身ともにタバコを拒否する時が自然と訪れます。


 人間、一度「キライ」だと思ってしまったら、それを我慢して続けるのは至難の技です。「タバコ=キライなもの」と心と体で納得できたその時、連続してタバコを吸い続けることを止めました。それが禁煙成功の瞬間でした。


 ちなみに私は連続喫煙20本くらいで「うっぷぷっ、もう吐きそう。タバコはキライだ! 」となり、さらに10本ほど連続で吸い続け、しばらくその状態をゆっくりじっくり嫌になりながら味わいました。また、禁煙成功後、もしちょっとでも「タバコを吸いたい!」という衝動が襲ってきたら「うっぷぷっ、もう吐きそう。タバコはキライだ!」の状態を思い出し、心の中で反芻します。そうすることによりタバコへの衝動がおさえられ、ますますタバコがキライになれます。タバコがキライになればホントに我慢することなくヤメることができます。

 

 ただ禁煙成功後、クチさみしかったり無意識でタバコをくわえる素ぶりは3日ほどありました。また、三ヶ月位は夢の中でタバコを吸ってしまい嫌悪感と共に眼が覚めることもありました。しかし、禁煙成功の瞬間から15年以上、一本もタバコを吸っておりません。なぜなら…

タバコがキライなんだもの(*^_^*)




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